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プロフィール
コメント数 195
性別 男性
自己紹介 誤読御免

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1.  切腹 これは凄い。 2時間10分身じろぎもせずに見入ってしまった。 ただならぬ緊張感を伴った始まりからして何かあるなと思っていたが、想像を絶する切腹のシーンには愕然とした。 心情的な善玉悪玉の色分けはあるものの、何ともしがたいグレーゾーンで激しく渡り合う展開に手に汗握った。 「武家の家老」と「食い詰め浪人」という上と下の位置関係をものともせぬ、津雲(仲代)の腹の座りようと眼力には終始圧倒された。 不敵な高笑いをする津雲の背後から、ゆらゆらと立ち上る怪気炎がいまにも見えそうな凄い演技だった。 少しずつ津雲の魂胆が明らかになる脚本も微にいり細にいり素晴らしく、含蓄のあるセリフが多く思わずメモを取ってしまった。 懐に手を入れ不敵な高笑いの根拠が示されるシーンでは、目の覚めるようなどんでん返しが用意されていて、娯楽映画としての痛快さも格別だ。 武家屋敷の奥行きと陰影のある構図の美しさも特筆に値するだろう。 脇を固める侍達の堂に入った立ち振る舞いを見ても、この作品の完成度の高さを見て取ることはできる。 井伊家の面々も築いてきた威信を笠に着て、面目と引き換えに失った痛手は大きいはずだ。 それでもなお上辺を取り繕って保身に走る家老(三國)の過労した眼差しは、これはこれで心底非難されるものでもないような気もする。 「一体誰が悪いのか・・」深い命題が余韻を残します。 「今日は他人の身でも明日は我が身。」というセリフが身に沁みる。 「誇り」と「見栄」、どちらを守るにしても後ずさりした者の負け。 穏やかにすごせる明日のために、誰もが肩の力を抜けずに戦っているのだ。[DVD(字幕)] 10点(2005-12-07 21:23:48)

2.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 物語の大半を占める少年と少女の手に汗握る冒険活劇も見所充分なのは言わずもがなだが、終盤が特にこの作品の傑作性を決定づけているように思う。 人類の英知の粋を極めた堅牢なラピュタの機関部に、長い年月をかけて喰い込み張り巡らされた無数の木の根が強烈に印象に残る。 聖書の一節に準えたラピュタのテクノロジーの高さも圧倒的だが、それをも飲み込み、砕かれてもなお、静かに天高く舞い上がっていく飛行石を抱えた大樹。 それまでの大スペクタクルが、まるで何事も無かったかのように静かである。 足かせを取り払い、あるべき姿に戻ったラピュタはいったい何処へ行くのか。・・平穏な日々を求めて再び大地に根を張るのか、そのまま天空から人類の業の深さを眺めてすごすのか、新たな可能性を求めて無限の宇宙に飛び立つのか。 ・・さまざまな想像が駆け巡る、余韻の残る、宮崎作品を貫く深く大きなテーマが見事に昇華された、素晴らしいラストではないかと思う。[DVD(字幕)] 10点(2005-05-13 16:50:00)

3.  魔女の宅急便(1989) ディナータイプの大作ではないので食い足りなさを感じるかもしれないが、昼下がりのオープンテラスで食べる軽食ランチのつもりで観れば結構満足のいく作品だと思う。 イチゴと生クリームがはさまった甘いサンドイッチのようなテイストだが、思った以上に細工が凝っていて、味付けも繊細で、なかなか楽しめる。 キキの悩みは初めて飲んだコーヒーのようにほろ苦いが、まわりの人達が親切にもミルクや砂糖を注いでくれるので、ちょっぴり大人になるにはちょうどいい苦さになる。 ど素人の私見だけど、全編通しておろそかなカットがワンカットも無いのには驚く。 どのカットも額に入れて飾りたいくらいに素晴らしい。 ちょっとしたガラスの映りこみ、風に煽られる鳥の描写、ほうきで飛び立つ時の一瞬の緊張感など、そのディテールの面でもいい所を数えたらきりが無い。 宮崎シェフが街の名シェフだった頃の、何度でも食べたくなる名ランチセットだ。 これ以降のシェフの創作料理は良くも悪くも味が複雑になって、だんだんと高級料理になっていっちゃうんだよね。10点(2004-06-12 11:49:50)(良:1票)

4.  となりのトトロ 頼りにしていたお姉ちゃんが泣いているのを見たメイちゃんの、ちっちゃくておっきな決断と行動が胸を打つ。 2つの幼児から60代の祖父母までも画面に釘付けにする宮崎マジックの真骨頂。 夢とも現実ともとれる視線の高さが絶妙。 野山に繰り出して、萌える緑の香りをいっぱい吸い込んでからこの作品を観ると、よりいいかも。 ストーリーの展開というよりも、それにまつわるセリフや仕草、行動や背景のディテールを繊細に突き詰めて、すべてのバランスがピタリと合った見事な傑作だと思う。 いつまでも古くならないトトロとネコバスのデザインも、大胆かつ秀逸かつミラクル。 トトロはお父さん、ネコバスはお母さんの遠隔操作型のスタンド(jo-jo)と考えると合点がいったりする。10点(2004-06-08 10:31:23)

5.  用心棒 この頃の役者の顔って凄い。 技術的なものよりもっと深いところから心に迫ってくるものがあります。 火の見櫓の上でやくざのシーソーゲームを余裕で見物している面白さと、卯之助が加わりバランスが崩れ、観客もろとも高みから引き摺り下ろされる危うさも体験させてくれる、見るものを引き込む脚本がとてもうまい。 そして三十郎の胸のすく活躍。 ほんとカッコイイと思う。 テーマ曲もいい。 肩をいからせた後姿をいつまでも見ていたくなる。 言うことなしの傑作。10点(2004-06-04 10:53:55)(良:1票)

6.  ルパン三世 カリオストロの城 完成度としてのひとつの到達点。 オリンピックで言う、ウルトラCで綺麗に着地も決めた文句なしの10点満点だ。 この作品を超えるには、ウルトラD級E級の離れ業を綺麗に決めるしかない。 もうあれから25年もたっている、オリンピックもウルトラCでは通用しない。 当の宮崎氏も高難度「モノノケ」や「ウルトラ千」にチャレンジして結果を出している。 そろそろウルトラD級の「ルパン」も出ていい頃だと思う。 それにはまず、ルパンの声優を変えることが最低条件だろう。 「よーくできたねがんばったね」という幼稚園のおゆうぎレベルの「ルパン」ならもう作らなくてよし。10点(2004-02-11 16:29:28)

7.  街の灯(1931) 遅れ馳せながらチャップリン初体験です。 正直70年以上前の映画とあって、いったいどうなんでしょーと恐る恐る伝説の地に足を踏み入れたが、そこはありとあらゆる映画の源泉で、驚くべきことに今もなお暖かなお湯がこんこんと湧き出していた。 70年前の人達と、こんなにも豊かな感情を共有出来るなんて相当ミラクルな事だ。 当時の人たちの賑やかな笑い声がスクリーンの向こうから聞こえてきた。 感動なんて言葉は使いたくないが、胸が震える思いだ。 ボクシングのシーンの完璧なタイミング、花売り娘との恋愛の豊かな感情の描写など、時の流れとともに色あせない先人達の確固たる映画制作の姿勢と業績に敬意を示し、それを自由に享受できる幸せをも噛みしめたい。  私ごとながらうちには2歳になったばかりのひとり息子が居るのだが、明日起きたらさり気なく見せてみよう。 どんな反応を見せるか楽しみだ。 映画デビューがチャップリンだなんて粋なやつだ。10点(2004-01-11 02:26:06)(笑:1票) (良:2票)

8.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 この中でヘンリー・フォンダは陪審員として当たり前のことを当たり前のようにやっただけだろう。 人ひとりの生死のかかった評決で「野球があるから早く済ましちまいましょう。」は無いと思う。 その点では、ルメットがあらかじめ深く掘っておいた穴をヘンリーがせっせとうめて元に戻すという、計算高くも簡潔なプロットになっている。 しかし内容は濃く、密室という限られた空間で使えるものは全て使って繰り広げられる熱き人間ドラマには相当見応えがあった。 観終わって12人全ての登場人物の顔と性格が思いうかぶ作品はそう無いだろう。それぞれのリアルな人生を背負った男たちを役者が見事に演じ、作品の質をさらに上げている。 最後の大木のひとつが音を立てて崩れ去ったとき、大きな達成感とともに、冒頭に一度だけ映った被告の少年の顔がよぎり、万感の思いがこみ上げて来た。 緊張と弛緩のリズムも心地よく、細部まで実に良く作り込まれた「究極、至極」の一品だと、深く唸らざるを得ない。 誰も居なくなった陪審員室の散らかったテーブルが余韻を残し、雨上がりの道をさらりと去っていく男たちの姿が清々しく見えた。 たまにこういった「名作」「傑作」に出会えるのが、映画ファンとしての醍醐味を味わえる瞬間でもある。[DVD(字幕)] 10点(2003-12-20 16:03:26)(良:2票)

9.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 当時映画好きの友人に「脚本のお手本のような映画だから観ろ。」と言われて劇場へ。 ホントにその通りだった。 終わってから拍手が出たのにも驚いた。 良く出来た映画の代表だ。10点(2003-11-27 16:51:23)

10.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 映画って何て面白いんだという要素が始めから終わりまで無駄なく詰まっていて、何度見ても飽きない。 ハリソン・フォードの出来上がり具合とともに、非の打ち所の無いエンターテイメントに徹した映画。 特に後半のこれでもかとたたみ掛ける展開は絶品。 娯楽映画ファンならば一度は通ってほしいつり橋だ。 そのつり橋で、何人のスタントマンが実際にダイブしたのかが気になる。 その命知らずで勇敢な人達には是非スタントマン大賞をあげたい。10点(2003-11-27 11:46:30)

11.  エイリアン 映画史に燦然と輝く金字塔のひとつでしょう。 もちろんマイ殿堂入り作品。10点(2003-11-27 00:47:48)

12.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 そこが刑務所の中とは忘れさせるような、清々しく振る舞うアンディの姿と壁に貼られた一枚のポスター。 その裏側で、ただひたすら静かに穴を掘り続けていたアンディの「覚悟」と「決意」の底知れぬ深さ。 やがて実を結んだ「覚悟」と「決意」は、ポスターが破られたその刹那、一人の人間の「魂の叫び」となって穴から噴き出し、暖かな、またあるものには痛烈な奇跡の光の中に、物語の「すべて」があざやかに融けてゆく・・・。 そして、いつまでも見ていたいまばゆい海岸のシーン。  まぎれもない傑作。10点(2003-11-23 16:07:48)

13.  椿三十郎(1962) 日本を代表する役者:渥美、勝、高倉、松田を以ってしても、この時期の三船敏郎の神がかり的な「存在感」に勝る者はない。 四十年のときを経てなおも輝き続けるいぶし素浪人。 電光石火のごとく見張りを切り殺し、若侍の下へ歩み寄りの激しいびんたのシーン。 「生きるか死ぬか」を心底分かっている男の凄みが見事に出てましたね。 いやシビレました。 こんな役者は二度と出ないでしょうね。 恐るべし!!! 三船敏郎。10点(2003-11-15 16:49:23)(良:1票)

14.  イヤー・オブ・ザ・ドラゴン バイオレンス映画としての、「執念」と「熱」は今でも色褪せていない。 俺もこの映画については、執念と熱を持って言わせてもらう。 傑作だーっ!!! 10点(2003-11-14 16:30:32)(良:1票)

15.  ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ コメディー最高傑作。 まんまとダマサレた!!! お見事。10点(2003-11-13 18:40:06)(良:1票)

16.  バッファロー'66 こんなに心に染み付いてしまった主人公は初めて。 昔から知ってる友人のような気さえする。 「こいつ、バカだ。」と笑いながらも、暖かい涙がなぜか溢れた。 彼女とはうまくやれよ。 がんばれ、ビリー!10点(2003-11-12 13:02:22)

17.  ギャラクシー・クエスト 林で投げたおもちゃのブーメランがカンカンカンと木に当たり、遠くへ・・・ あーあと思うとくるりと向きを変え、スピードを上げながら戻ってきて、再び同じ木にカンカンカンと当たり、手の中にすぽっ。 見ると、金のブーメランに変わっている。・・・何というエンターテイメント。 ここ数年のベスト。 10点(2003-11-09 11:43:21)(良:2票)

18.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 何度観ても擦り切れないスタンリー・キューブリックの映像に10点。 ラストのミッキーマウスマーチは兵士としてきわめて正気な日常の風景だろう。 正気を保つために歌っていると言ってもいい。 戦場で狂気に堕ちた者はフェードアウトしてゆく。 ヘリコプターの兵士も機関銃を乱射しながら理性的だ。 ハートマン軍曹のシゴキも戦場で正気を保つためのもの。 正気を保ったまま人と人が殺し合いをする、戦争と言う狂気のメカニズムを監督は冷静に炙り出している。 ジョーカーの引いたラストの引鉄も理性の力。 この世でもっとも残酷なものは、「正気」であり「理性」である、と言いたげにも見える。[映画館(字幕)] 10点(2003-11-09 00:26:17)

19.  許されざる者(1992) しゃがれた風格があり、地下を流れるマグマのような静けさと、青空のような奥行きもある。 コーヒーに浸したなめし皮のような風わいがあり、いぶし輝きを放ち続ける至極の一作。 銃弾一発の「重さ」がリアル。  大人が安心して浸れる「映画の中の映画」だ。 10点(2003-11-07 17:50:06)

20.  エイリアン2 熱交換器の下の戦いで、「何がなんだか分からないけど、とにかく大変なことになってるぞ」というシーンを表現するのに、C-C-Dの映像をそのまま使ったのは、当時とても斬新でリアルだなと思いました。 海兵隊の火気類の音やデザインもかっこよかった。 リプリーとクイーンの戦いはクイーンがCGではなく動きは制約を受けるが実在感があり迫力があった。 80年代を代表するアクション映画の傑作。 マイベストのひとつ。10点(2003-11-06 14:33:10)

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