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コメント数 195
性別 男性
自己紹介 誤読御免

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
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1.  切腹 これは凄い。 2時間10分身じろぎもせずに見入ってしまった。 ただならぬ緊張感を伴った始まりからして何かあるなと思っていたが、想像を絶する切腹のシーンには愕然とした。 心情的な善玉悪玉の色分けはあるものの、何ともしがたいグレーゾーンで激しく渡り合う展開に手に汗握った。 「武家の家老」と「食い詰め浪人」という上と下の位置関係をものともせぬ、津雲(仲代)の腹の座りようと眼力には終始圧倒された。 不敵な高笑いをする津雲の背後から、ゆらゆらと立ち上る怪気炎がいまにも見えそうな凄い演技だった。 少しずつ津雲の魂胆が明らかになる脚本も微にいり細にいり素晴らしく、含蓄のあるセリフが多く思わずメモを取ってしまった。 懐に手を入れ不敵な高笑いの根拠が示されるシーンでは、目の覚めるようなどんでん返しが用意されていて、娯楽映画としての痛快さも格別だ。 武家屋敷の奥行きと陰影のある構図の美しさも特筆に値するだろう。 脇を固める侍達の堂に入った立ち振る舞いを見ても、この作品の完成度の高さを見て取ることはできる。 井伊家の面々も築いてきた威信を笠に着て、面目と引き換えに失った痛手は大きいはずだ。 それでもなお上辺を取り繕って保身に走る家老(三國)の過労した眼差しは、これはこれで心底非難されるものでもないような気もする。 「一体誰が悪いのか・・」深い命題が余韻を残します。 「今日は他人の身でも明日は我が身。」というセリフが身に沁みる。 「誇り」と「見栄」、どちらを守るにしても後ずさりした者の負け。 穏やかにすごせる明日のために、誰もが肩の力を抜けずに戦っているのだ。[DVD(字幕)] 10点(2005-12-07 21:23:48)

2.  用心棒 この頃の役者の顔って凄い。 技術的なものよりもっと深いところから心に迫ってくるものがあります。 火の見櫓の上でやくざのシーソーゲームを余裕で見物している面白さと、卯之助が加わりバランスが崩れ、観客もろとも高みから引き摺り下ろされる危うさも体験させてくれる、見るものを引き込む脚本がとてもうまい。 そして三十郎の胸のすく活躍。 ほんとカッコイイと思う。 テーマ曲もいい。 肩をいからせた後姿をいつまでも見ていたくなる。 言うことなしの傑作。10点(2004-06-04 10:53:55)(良:1票)

3.  飢餓海峡 《ネタバレ》 戦中戦後の苦い空気を吸ってきた役者達の放つ演技は圧巻。 本物だ。 三国の空腹の演技一つとっても「目の前にあるものを喰わなくては死ぬ。」という状況を知らぬものには出来ない演技だと思った。 左幸子もあの時代、女一人何かにすがらずには生きてゆけない人間の弱さ、切なさを愛しい人の爪を握り締めて見事に表現していた。 伴淳の親子の絆をさりげなく表すシーンも静かに胸に沁みた。 その他の脇役も隅々まで見事だった。 奇妙な人間関係の織り成すドラマを、深い人物描写と安定感のある語り口で観るものを引き込む説得力は強烈だ。 真実はその時代の象徴である「飢餓海峡」の荒波に、全て呑み込まれてしまうというラストも印象的だった。 重厚な演出と映像で、生き残るために必死な「時代」の人間のとある生き様をまざまざと焼き付けて見せた、まぎれもない傑作だと思う。9点(2004-03-11 01:35:54)

4.  椿三十郎(1962) 日本を代表する役者:渥美、勝、高倉、松田を以ってしても、この時期の三船敏郎の神がかり的な「存在感」に勝る者はない。 四十年のときを経てなおも輝き続けるいぶし素浪人。 電光石火のごとく見張りを切り殺し、若侍の下へ歩み寄りの激しいびんたのシーン。 「生きるか死ぬか」を心底分かっている男の凄みが見事に出てましたね。 いやシビレました。 こんな役者は二度と出ないでしょうね。 恐るべし!!! 三船敏郎。10点(2003-11-15 16:49:23)(良:1票)

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