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プロフィール
コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ある日どこかで 《ネタバレ》 クラシカルな音楽が素晴らしく、古き時代をソフトフォーカスで彩る映像と共にハマれば存分に酔える映画だと思います。が。「時をかけるストーカー男」話が結果的にどこまで感動作に転じてゆくのか、って期待したのですが、タイムトラベルものとしては穴だらけ(懐中時計、宿帳のサイン等の起源がどこにも存在しないという、無から無理に有が生じている話で)。物語的にもタイムトラベルが何らかの解決をもたらすのかと思ったら、なーんにもなしで、悲劇として終わっちゃう。彼女は彼に対してああいう結末を望んであえて会いに行ったの? それとも会いに行かなければならないのは時の必然だったの? うーむ。理屈っぽく考えないで、ひたすら雰囲気に酔う映画、ってところですかねぇ。その雰囲気は堪能できたのでまあ良しとしますか。[映画館(字幕)] 6点(2010-03-04 14:16:43)

2.  ムーンウォーカー 《ネタバレ》 ある意味、伝説になった映画を映画館で見られる機会が訪れるとは。マイケルがやりたい事をあれもこれもと詰め込んで、結果、映画としてはメチャクチャ、特に前半のぶつ切れプロモビデオ羅列はヒドいモンです。その次のマイケル版『ヤァ!ヤァ!ヤァ!』みたいな追いかけっこは、実写とクレイアニメの合成でパワフルな映像を楽しませて貰って、いいモンを見せて貰ったなぁ、って。それから当時のマスコミの中傷報道を「うざいわ!」ってホンネぶつけて、子供と仲良くして悪役相手にロボにトランスフォーム、と。公開当時にコレを見ていたら、その支離滅裂さに3点くらいが関の山ってところだったと思いますが、今見ると色々と意味深な面が見えてきて、更に彼の死と重なってしまう部分もあって、結構心に響きます。ここにあるのは悪意に追い回され続けたマイケルが現実の日々の中から夢見た世界。その稚気も今となっては孤独の象徴。私としては、この映画のラストのように、星に帰っていったマイケルはまたいつか戻ってくると信じる事にしましょう。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-07 15:42:25)

3.  幸福(1981) 《ネタバレ》 市川監督の得意技とは言え、殆どモノクロのように見えるレベルの銀残しがキツ過ぎでない? 事件シーンがあまりに凄惨過ぎてしまって(金田一耕助モノのノリなワケで)、映画の印象を歪めてしまってない? (ついでに併映だった『アモーレの鐘』の存在が意味不明過ぎない?) そういうひっかかりがありはしたのですが、社会の底辺に澱む人々の悲劇のドラマと、その中に仄かに輝く温かさが鮮烈な印象を残す一編でした。メインに据えられた水谷豊、中原理恵、永島敏行という、市川作品らしからぬ当時の若い人々の演技が、映画にサラリとした独特な空気を運んでいて、主題歌などに漂うフジテレビ製作という背景も手伝って、ドロドロと陰鬱になりがちな題材の物語が、見終って爽やかささえ残します。長らく幻の名画状態になっていた(私も公開時に見たっきり)のが勿体ない、市川監督の個性がいかんなく発揮されている映画、市川監督を代表する作品の一つに数えられていい映画だったと思います。[映画館(邦画)] 8点(2009-11-03 23:18:32)(良:1票)

4.  ウォレスとグルミット/チーズ・ホリデー 改めて第一作目を見ると、ウォレスもグルミットも今とはずいぶんと顔かたちが違います。ウォレスは今より若かったのね。この一作目から独特な造形のセンスに溢れていて、イギリスのお茶文化とのブレンドがステキな感じです。手作り感覚やシリーズで唯一のメルヘンタッチなど、以降のシリーズとは違った風合いがあって、アニメーション製作の芸としての『ウォレスとグルミット』を味わうって点ではこれが一番かもしれません。[映画館(吹替)] 7点(2009-07-25 21:35:51)

5.  火の鳥2772 愛のコスモゾーン 《ネタバレ》 散漫で支離滅裂な作品であるがゆえに、手塚治虫のやりたかった事が、逆によ~く見えてくる映画でした。リアルなタッチのSFアニメにディズニー風なコミカルなタッチが混ざり、全動画背景、実写、セリフなしのオープニング約10分など、実験的な事もあれこれやって、ぐちゃぐちゃになった世界が最後に『火の鳥』定番のオチを迎える、と。作品を作り上げてゆく力と、そして何より時間が全然足りないのが見て取れて、痛々しいまでの状態ではあるのですが、名作として仕上がっているよりも結果的に手塚治虫という人を上手く表した映画だったなぁ、と思います。週1本30分のテレビアニメを安い製作費でスタートさせた無謀さ、そしてそのためにアニメーターが現在に至るまで低賃金で苦しむ事になるのですが、そんなテレビアニメ業界の祖が作り上げた作品の結果としては、ある意味、当然のものであった訳で。ゴドーとオルガの、もっと純化された物語が見たかったのも確かですけど。ただ、音楽に関しては日本映画音楽史にその名を刻んでもいいくらいの名作なので、機会があれば是非お聴き頂きたいですね。[映画館(邦画)] 5点(2008-01-14 15:45:46)

6.  少年ケニヤ(1984) 《ネタバレ》 大林監督のセンスに、作画スタッフが全くついてゆけてないという感じがしました。元々が「ダメな時の東映動画」クオリティですから「線がいっぱい描かれた原画が動く」とか「線画だけの映像」とか「画面の一部だけを作画してある」とかいう特殊な状態が、単なる手抜き以上のものに見えてこないという悲しさ。原作のレトロな、時代ゆえの味わいも表現レベルが低いとパッとしない地味なアニメにしかなりません。クライマックスの突如SFな暴走は当時の大林監督の好不調の激しい波の、あまりよろしくない面が出たって感じですが、ああいう見せ場でも作らないと単調で仕方ないといった感じがあったのも事実で。併映が『スヌーピーとチャーリー・ブラウン』、当時の混沌としたアニメブームを象徴していた感じでした。[映画館(邦画)] 4点(2007-12-16 23:15:27)

7.  バース 《ネタバレ》 懐かしいなぁ、パンテオンでの早朝上映。この頃のアニメブームは見せる側も見る側もパワーがありました。早朝から徹夜まで駆け抜けてましたしね・・・。さて、作品の方はガッカリな出来。金田伊功って人は、作品全体ではなくて部分を支えてこそ才能が輝くという事を証明してしまったような映画でした。流石に金田作品だけあって、とにかく動くのはよく動くんですが、自らが監督をしているだけあって抑えが効いていなくて、悪いクセまでもがそのまんま修正入らず動いてるという状態。しかも絵は動くけれど物語はとんと動かない。物語にちゃんとした基盤がないままに、とりあえずフィルムにしてみました、というのが見て取れるような感じ。収拾が全くつかないままに唐突にお終いを告げる意味不明な1シーンで幕という、見終わって一体ナンだったんだろ?と観客一同首を傾げるような映画でした。カナメプロ系アニメはクリエイターの個性はよく出てたけれど、作品としては毎度まとまらないという致命的欠点を抱いておりましたが、これもそんな時代に咲いた徒花と言ったところでした。[映画館(邦画)] 3点(2007-12-16 22:37:44)

8.  綿の国星 大島弓子を原作とし、音楽でリチャード・クレイダーマンや谷山浩子、来生えつこが参加と、素材はとっても良かったのに、料理する人達に少女マンガの血が全く理解できてなかったらしい感が伝わってくる残念な映画でした。チビ猫の作画を頑張ってるのは評価に値するんですが(元々原稿ごとに表情から何からころころ変わるキャラなだけに)、ガチガチに保守的なアニメの文体、べったりとした普通の背景、チビ猫以外の作画は平板、ポイントとなる音楽以外の音楽は平凡と、大切にしなくちゃいけない部分があんまり見えていないんじゃない?って印象が強くて、「綿の国星」の持つ魅力のカケラくらいしか表現できていない事に見ていてイライラしました。初めに物語ありき、設定ありきな理詰めで創り上げて伝わるモノじゃないと思うんですよね。いかに大島弓子の世界を映像と音で表現するか、そこに尽きるワケで、それには今となっては当時の技術なりスタッフの意識なりではまだ早すぎた感があります。アニメの文体も技術も飛躍的に多様化した今ならば、もう少し『大島弓子』を表現できると思うのですが。[映画館(邦画)] 4点(2006-05-23 22:46:50)

9.  サハラ(1983) あれ?大きい劇場で上映してるハズだったのに、小さい劇場に変わっちゃってる・・・と期待して見に行った私をガッカリさせたのですが、映画の中身を見て納得。男装の麗人、カーレースに出場!って設定から受けるイメージと、実際の映画の中身とにかなり差がありました。ねえちゃん、どこをどう転んでも男には見えないヨ!って状態から始まり、レースはどうしちゃったのよ?つーかナンの映画よコレ?って展開になり、そんなのアリ?ってオチに。この映画の脚本を書いた人は、相当に柔らかいアタマだったのでしょうね。レースものでラブロマンスでアクションですって聞けば、なんとなくイメージが生まれるでしょうが、そのイメージを打ち砕く超展開ですもん。最初から最後まで場当たり的に行動するヒロインに、ありきたりな人物像の破壊という意欲が感じられます。ウソですけど。[映画館(字幕)] 3点(2005-12-07 22:48:53)(笑:1票)

10.  13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた! 《ネタバレ》 あらっ、アタシのツボだったトコが実は不評なのね。それまではとにかく『殺される~!うぎゃあ!』ってクラ~いノリだった「13日の金曜日」が、おバカ映画へと転身を遂げた、記念すべき作品なのに。007パロディのオープニング、落雷で甦っちゃうモンスターのジェイソンくん、『これから殺されますよ』って人々のノー天気な明るさ、ずいぶんと「13金」もポップになったものねぇ、って感心したんだけど。特にベッドの下に隠れた少年の会話が好きだったわ。もう殺されるの覚悟して『大人になったら何になるつもりだった?』って。悟って諦めちゃうの。でも結局ジェイソンくんは子供は殺さないのよね。モンスターになる事で、ある種のヒーローへと変化したのよ。ちなみにアタシの生まれた日は13日の金曜日だったわ。どうでもいいハナシだけど。【あねやん】[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-04 12:42:16)

11.  海燕ジョーの奇跡 《ネタバレ》 沖縄からフィリピンを舞台に、全編ギラギラと暑くて湿った空気に支配された映画でした。映像は一貫してスタイリッシュな姿勢を崩さず、刹那的に生きる男と女の姿を捉えてゆきますが、結局のところヤクザ映画。共感できる面は少なく、やがて自滅の道を辿る展開に、所詮はそこに収まるしかないのね、という、予想された後味の悪さへと当然のように帰結してゆくような状況。大きく突き抜けてゆくパワーはそこになく、タイトルの「奇跡」は一体どこに在ったのだろう?などと考えてしまうのでした。時任三郎の刺すような目が印象的で、その目によって演じられるアクションの中で映画的高揚が閃き、垣間見えない事はないのですけれど。[映画館(字幕)] 6点(2005-04-23 21:51:46)

12.  地平線 当時、この映画のテレビCMがなかなかに先鋭的でいい感じだったので、興味を持って映画館に行きましたが、実際の映画はCMのセンスは微塵も感じられない、当時でも十分に野暮ったい、古くからの日本映画の世界。「騙された!」と思いました。でも、だから駄目な映画という訳ではなくて。戦前にアメリカに渡った日本人の家族の歴史が語りかけてくるのは日本人としての自我。日本人である事が許されない時代を経て、日本人である事を喪失してゆく次世代の姿を通して、この国に生まれ、脈々と家や血の繋がりで歴史を築いてきた人々への敬いの気持ちを喚起させます。まさにこれぞ日本映画。ただ、問題は藤谷美和子から乙羽信子へのバトンタッチが違和感あり過ぎな事。どちらも非常に存在感のある、いい演技をしているのですが、いかんせん同一人物として認識するには無理がありました。映画を見ている人間に、藤谷美和子がいなくなっちゃった、という喪失感を与えてしまうのは、全くのところ、想定外な状態なんじゃないかと。[映画館(字幕)] 7点(2005-04-23 21:21:43)

13.  ときめきに死す 物語らしい物語が展開しない部分での、冷たい、透き通った空気感はとてもいい感じなのですが、物語が動き始めると、途端にリアリティのないグズグズの画になってしまうのが残念な映画でした。標的となる男を捉えたショットで、背景のガラスに延々と撮影スタッフご一同様が写り込んでいる状態は、まさか気付かない訳はない、何らかの意図があっての事なのでしょうけれど、私には何故そうなっているのやら理解不能。人殺しを委ねられた男の、決行の時までの時間。その時間に織り込まれる要素に無駄なモノが多かった気がします。主人公の出自まで丁寧に説明する必要があるのでしょうか? あの、不思議な空気感だけでスッパリ構成しちゃって良かったんじゃないかなぁ。そして衝撃的な超鬱なラストシーン。もう少しデリカシーが欲しかったです。あんなに直接的に描かなくても、予感させるだけで十分、ではないのかなぁ。あのラストのせいで、二度と見たいとは思えないんですよね・・・。[映画館(字幕)] 5点(2005-04-23 20:21:00)

14.  愛情物語(1984) 《ネタバレ》 ヘンな映画ではあります。ダンサーを夢見る捨て子が出生の秘密を探るべく旅に出る。ミュージカルで始まり、紀行ものになり、ミステリーになって、最後にまたミュージカル、と。セリフから生活描写から何から、全編リアリズムはゼロ。角川監督はやたら技巧的に(不要としか思えないショットもいっぱいに)映画を彩り、でも原田知世を綺麗に、あるいはかわいく、そして魅力的に撮るという基本を忘れちゃってたりします。どう考えても走りづらそうな枕木の上を自転車でガコガコ走ったり、どっかのビルの屋上(少なくとも自宅じゃない)や列車の中でダンスレッスンしたり、自分が主役のヘンな舞台風景を空想したり、そんなヒロインを演じさせられて不憫・・・。地面を延々映してる意味が???だったり(それは渡瀬恒彦の長く伸びた影の足が長~くなってて、つまり彼こそが足長おじさんですよ、というのを現しているのだけれども、肝心の影が薄すぎてよーく見ないと気付かない)、倍賞美津子の後ろ姿のストップモーションの意味が???だったり(Vサインを出した事を強調させるつもりらしいけれど、唐突な上に肝心のVサインが画面の端っこ)、ハズしまくりのショット頻発映画です。オシャレになりそうな記号を寄せ集めて組み立てようとしていますが、あちこち失敗しまくりです。これを「メイン・テーマ」と二本立てで見せられて、かなーりきっつい状態、と。それにしてもオーディション受けて即主役になっちゃうミュージカルって、一体どんなモンなの?[映画館(字幕)] 3点(2005-04-16 00:30:42)

15.  タイムズ・スクエア 《ネタバレ》 今となっては、80年代はペカペカと軽薄に輝いて、大した悩みも抱えてなかったようなイメージがあったりするのですが、この映画には、そんな80年代の陰の部分、キラキラした内側の虚ろな空気の冷たさと、それに飲み込まれまいと必死に足掻く熱さがありました。ゴミ袋をコスチュームに破壊し疾走するニッキーとパーミー、二人の熱さは無機的な都市の色、冷たい街の夜の中にあって光を放ちます。その光が夢のように幸せなファンタジーへと至る事はなくて、やがては2つの個へと分離してゆく事になるのですが、輝いている間は自分の個性を見つけるための大切な時間だったのでした。前半の快調なノリに比べて、後半は陰鬱な、歯切れの悪い展開になってしまうのが残念ではあるのですが、それゆえに、ニッキーとパーミー、それぞれの選択の意味を考える余地を与えてくれました。衝動と感覚で生きるニッキーの何者にも縛られない人生、思慮と融和で生きるパーミーの安定した人生。若さゆえの苦悩をストレートに二つの人格に投影してみせた、青春映画の秀作でした。もっとも、私は若くないのですが、いまだこの二人の選択した道の間を揺れ動いているような状態です・・・。[映画館(字幕)] 9点(2005-04-15 23:55:50)

16.  大逆転(1983) 先物相場って、当時は全然知識がなくって肝心のクライマックスが「???」って状態でした。今は少し知識付きましたが(えーと、要は少し価格が上がっただけでも大儲け、だけど少し下がっただけで大損な世界、ってその程度の知識かい!)、でもなんのためにあるのかは未だによく判んないや・・・。ジョン・ランディスがまだ好調だった頃の映画なので、エイクロイド&マーフィの笑いは快調、今も新年を迎えると「メリー・ニュー・イヤー!」を思い出すものです。まあ、正直に言えば、いちばん印象に残ってるのって、ジェイミー・リー・カーティスの大きな(そしてかなりタレ気味)オッパイだったりしますが。6点(2004-10-23 01:32:26)

17.  テックス 《ネタバレ》 青春期の苦悩を描いたマット・ディロン主演の映画、という事で「アウトサイダー」を思い出さずにはいられないのですが、これは良くも悪くも良識的な範疇に収まった映画でした。田舎に暮らす兄弟の金もない生活は、荒んで落ちてゆく事を容易に予感させますが、ディズニーブランドゆえのお行儀の良い転落と甘いハッピーエンドが約束されてしまっているような感じ。常に映画に抑制がかかり続けていて、そのために鮮烈なイメージを残すような事はありません。やはり、登場人物に強い個性付けがないと魅力が感じられずにツラいですね。悪い人は、なんとなく中途半端に悪い人、いい人はめちゃめちゃいい人な映画、そこから生まれるのはヌルいファンタジー、って感じでした。何しろ撃たれても強い教訓を残すほどのドラマのうねりがあるワケじゃなくてめでたしめでたしですからねぇ・・・。[映画館(字幕)] 4点(2004-09-08 02:59:28)

18.  北斗の拳(1986) 自分の中のアニメ熱がすっかり冷めてしまっていた頃、従姉に「うちの息子連れてってくんない?あたし、こういうの見ないから」と招待券を貰って出かけた映画でした。この時点でジャンプを読まなくなって10年以上、テレビのアニメも見ないって状態では、「北斗の拳」がどんな物語なのかあまり知らなかったのですが(知識としては人間が「あべし」とか「ひでぶ」とかいって爆発しちゃうコトくらい?)、映画はとりあえずグロでした。従姉の息子は恐怖に延々と目を逸らしっぱなし。だけど、なんだか人体標本みたいな絵が沢山出てくる様は、リアリズムとは違う、ちょっと滑稽な感じもして。「マッドマックス2」な世界に配された、平坦な感情の登場人物に感情移入できず、ひたすら殺伐とした世界にゲンナリ。「最近の子供は何かね、こういう人殺しアニメを喜んで見とるのかね?」と、すっかり保護者的な批判的視点で見ておりましたが、考えてみれば、自分が子供の頃は「ハレンチ学園」とか「デビルマン」とか「がきデカ」とか「花の応援団」とか喜んで見てたワケで。子供はいつの時代にも、いかがわしいモノに魅力を感じるのだなぁ、と。ところで、この映画のように物語がちゃんと完結しない、サイドストーリー的なものを東映動画(角川もですが)は今も当たり前のように公開しておりますが、昔の「東映まんがまつり」にあったような名作童話や民話の映画化は、もうしないんでしょうかねぇ。果たして今のテレビアニメの延長映画の土壌から、未来の宮崎駿や高畑勲、大塚康生は生まれるんでしょうか?[映画館(字幕)] 4点(2004-09-08 01:04:05)

19.  地獄の7人 思えば80年代はまだまだ色濃くベトナム戦争の影を残していましたね。なんとかアメリカ人としてベトナム戦争の答えを見つけ出したい、という足掻きを感じた映画でした。でも、結局はアメリカ人側のアタマの中だけで完結させようとしているがゆえに、戦争アクション映画としての価値以上のものは感じられませんでした。大義、正義を織り込む事に、無理があり過ぎなのですわ。皮肉なラストシーンにしても、そこにあるのはごく感傷的な、メッセージとして捉えるにはあまりに脆弱なものですし。起点となる動機から展開する物語に違和感が付きまとい「もっと誠実さを入れ込む道を選ぶか、もしくは大義に縛られる事なく英雄譚としての割り切りの道を進むかしてくれないかなぁ」と、私としては見ていてとても居心地の悪い気分が続いたのでありました。[映画館(字幕)] 4点(2004-07-24 01:55:51)

20.  未知との遭遇/特別編 《ネタバレ》 ロイの家の出だしが違う、砂漠のコパトクシ号のエピソード、ロイとロニーの風呂場での夫婦喧嘩、クライマックスのマザーシップ内部追加、細かいところではマクドナルドの看板や、大地を横切るUFOの影が追加されて、その分、ロイの会社でのエピソード、軍の公聴会、ロイの混乱劇などが削除されております。特別編で残念だったのは、初公開の35ミリ版も、リバイバルの70ミリ版も、オリジナル版の音声に遠く及ばない、状態の悪い音響になってしまった事。全て同じ有楽座で見たにも関わらず、ロイが襲われるシーンでの大震動も、マザーシップとの交信シーンでの大音響もなくなり、パリン!と鳴っていた音は、全てモソモソした音に。大画面と音響がカナメのこの映画で、このコンディションの悪さは痛いです(後のLD、DVD版も残念ながらモソモソなまま)。さて、マザーシップ内部映像が曼荼羅的で、更に宗教色の強くなった特別編ですが、新たなアレンジを施すだけの必要性はあまり感じませんでした。少しだけオリジナルよりもロイに寄っている感じがしましたが、ラコームとの対比こそがポイントだと思うので、ロイが大きくなり過ぎても・・・。それにしてもファイナルカット版はオリジナルの削除部分が復活した上でマザーシップ内部がなくなり、と、なんだかややこしい状態ですねぇ。テレビ放映されたファイナルカット版はごっそりとロイのドラマを削っていて(ロニーが1カットも出てこないなんて!)、もはや同じ映画とは言えない、ヒドいシロモノになっておりましたが。あれはファイナルカット版でなくて、「不和・異なるカット版」でないの?(オヤジギャグやめれ)[映画館(字幕)] 8点(2004-07-24 01:02:54)(笑:1票)

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