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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 118
性別 女性
年齢 41歳
自己紹介 前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。
なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議…
簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)

<採点基準>
10  :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる

9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!

7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!

5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない

3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔

1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら

これからもよろしくお願いします!

令和2年10月10日

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  ナイトクローラー 《ネタバレ》 久々に純粋に面白いと思える作品だった。 主人公ルーを演じるために12キロの減量をし、昼夜逆転の不摂生な生活をあえて送り、独特の不健康さと狂気を身につけて本作に臨んだジェイク・ジレンホール。彼の役者としての勘の良さ、器の大きさ、その余りある才能を改めて感じさせられる作品である。 本作はサイコパスの話だと聞いてはいたが、彼は本当にサイコパス(異常者)だろうか? 確かにサイコパスかもしれない。 だが、彼が持つ一面は、誰しもが持ちうる面ではなかろうか? 事故や火事などの現場で、興奮を隠せず(いや、隠しもせずが正しいだろう)カメラを高く掲げ、センセーショナルな場面をひたすら撮り続ける。 一般人にもよく見られる行動ではなかろうか? カメラかスマホかの違いだけである。 ルーは言う。 「人が破滅する瞬間に僕は顔を出す」と。まるで死神だ。 他人の不幸を飯の種にする彼の生き方は、文字通り死神めいている。 しかしそれ以上に、現場でカメラを手にする彼は恐ろしいほど活き活きとしている。獲物を捉えた目は見開き、不敵な笑みで口元を歪ませるその様は、まさに狂気。 さながら不幸や生気を吸い取る死神である。 自らの天職(居場所)を見つけてしまった彼は、もう元には戻れない。 しかしながら、彼の持つ異常性は、果たして本当に先天的なものなのか?私は、彼の生い立ちにも異常性を呼び起こす要因があったのではないかと思えてならない。 作中で彼が家族や友人などの人間関係について言及するのは、ほんの3~4回だ。 最初は、鉄屑工場の社長に自分を売り込む時に「宝くじを当てるにもお金がないと始まらないと母は言っていた」と話す。 次に、ニーナと食事をしている時に「故郷に帰っても誰もいない」と話す。 さらに、ニーナに友達として夜の誘いをかけ、その矛盾をつかれたときに「友達は自分自身へ対する贈り物だろ?」と返す。 また「学生時代は自尊心が高すぎて妥協ができなかった」とも回顧している。 これらの発言から私は以下のように想像する。 彼は家族とは疎遠、もしくは既に家族は他界している。 恐らく彼の母親は厳格で、教育にも熱心だったと思われる。それは彼の発言には品と教養が感じ取れるからである。 彼が関わる人々(取材する住人でさえ)のほとんどは、「Fuck」や「Damn」などの汚い言葉を日常的に連呼している。 しかし彼はほとんど口にしない。 それどころか、彼は助手に対してでさえも「Please」や「Can I~?」を使い一定の尊重の念を表している。 そういった点からも、彼の教養の高さ、知性の高さが窺える。 恐らく、こういった行儀の良さがニーナや上役たちに気に入られる点でもあるのだろう。 しかし、彼は母親の期待に反して学業面では頭角を現さなかった。 故に学歴がない。基本的知能は高いだけに、それが彼にとって大きな挫折と劣等感となったのは想像に難くない。 理想と現実の乖離を認めることができなかった彼は、自尊心を高くして妥協しないでいることで、かろうじて自我を保っていたのかもしれない。 だから友達が出来ない。 知能の高さゆえ人を見下す癖のある彼は、周囲と折り合いをつけられず、友達の作り方が本当に解らなかったのだろう。 それを彼は、自身の努力不足、能力不足だと解釈してしまう。 自分の価値を高めて相手より上に立つことができれば、相手が自分を認め、崇めてくれて、友達になることができると考えたのだ。 その結果が「友達は自分自身(の努力や自己研磨)へのご褒美」という発言につながるのだろう。 彼の孤独は生活感や発言から窺えるものの、その奥に潜むのは、周囲(特に母親)に認められなかった劣等感と、彼を見下してきた周囲に対する復讐心のように感じられる。 ニーナほど年上の女性を好むのも、彼女に母親の姿を投影しているからかもしれない。 彼女に認められるために法を犯しても尽力する姿は、まるで母親に認められたい子どものよう。 反して、自分の要求に対して無条件降伏を彼女に促すのは、厳格な母親に向けたある種の復讐のようにも思える。 哀しい人間である。 これらはあくまで私の想像でしかないが、そういった視点で考えると、私はルーの非情で冷酷で下劣な品性を揶揄する気にはなれない。 本作は、ルーを通じて報道側の人間と視聴者に対する強烈なアンチテーゼなのかもしれない。 私たちは、いつだってルーになり得る。 ともすれば、いつだってルーのような人間を作り出してしまうのかもしれない。 それを肝に銘じなければならないと、私は思った。[インターネット(字幕)] 9点(2020-10-11 01:07:45)《改行有》

2.  劇場版 PSYCHO-PASS/サイコパス 《ネタバレ》 前提として、本作は巷に溢れている「アニメを観ていた人の為の映画」だと思います。 予備知識無しに映画館で初めて「サイコパス」というアニメを目にした方は、 恐らく、その世界観をイマイチ把握できないまま鑑賞する羽目になったかもしれません。 かく云う私は、アニメの1期2期ともに観ていたので、その上でこの点数を付けました。 私は1期の方が好きだったので、映画の内容自体には満足しています。 ハードボイルドな雰囲気が漂い、古い書物や哲学者の言葉を引用し、 古典的(武器を使わない)アクションシーンと、最新兵器を使うアクションシーンのどちらもバランス良く取り入れ、映像としてもストーリーとしても見応えのある作品に仕上がっていると思います。 ただ、キャラクターとして画面に映るのは、狡噛さんと常守監視官が殆どです。 二人の絡みがメインなので、それ以外の継続出演してるキャラが好きな方は、 少々物足りなさがあるかもしれません。 ほんの少しですが槙島さんも出てくるので、ファンの方にとっては喜ばしいでしょう。 単純に考えて、本作を鑑賞するのはアニメから観ていた人たちに限られるでしょう。 極端な言い方ですが、私がもし映画館で初めて本作の存在を知り、興味を持ったとしても、 「アニメの映画化作品」と知れば、わざわざ映画館で鑑賞しようとは思いませんもの。 それでも興味が尽きないなら、アニメを見てから劇場版を鑑賞するか、 もしくはレンタル化を待ちます。 アニメ・ドラマを含む地上波で放送された作品が映画化されると、観客を選びますよね。 どの作品においても課題なのでしょうが、「間口の狭さ」という点だけは否めなません。 よって、無難に6点とさせていただきます。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2015-01-29 01:02:04)《改行有》

3.  バンクーバーの朝日 《ネタバレ》 なんとも消化不良な気分になる映画です。 内容自体は、とてもよく出来ていると思います。 実話を基にした作品ですから、内容はあるし展開もドラマ性に満ちているはずです。 それなのに「面白い」とは言い切れないのです。 この作品に漂う妙な残念感、物足りなさは、いったい何なのか? 私の答えは、以下の3つです。 (1)まるで「フィクション性の高い良質なドキュメンタリー」を観ている気分になる。 (2)ストーリーが散漫、故に作品としての主張も中途半端になっている。 (3)脚本が稚拙&監督の力量不足のせいか、冗長な部分も多い。 町を丸ごと一つ作って当時の生活を復元したセットは、とても見応えがあります。 キャスティングも豪華で、製作側の意気込みも窺えます。 それなのに、肝心のストーリーが淡々と進み過ぎているのです。 せっかく「異国の地で生きる日本人の苦悩、存在意義、民族的ルーツが、弱小野球チームの快進撃により人種問わず認められ、誇りと互いを尊重する気持ちを見出していく」 という、非常に解りやすく描きやすい王道のテーマなのに、それを活かしきれていません。 「頭脳野球」に至っても面白く出来る要素は多々あるはずなのに、その展開は冗長で漫然としています。 チームで掘り下げている様子も特に描かれず、ひたすら試合でバントに終止。 スポーツを扱っている映画のわりに動と静で言えば「静」の撮り方が多く、 スローモーションも多用している所為か、焦れったさが残り高揚感に欠けています。 また、移民差別による苦悩、辛さ、葛藤などにおいても、話が中途半端です。 これは無駄に役者を豪華にした弊害でしょう。 出来るだけ多くの役者にスポットを当てようとしたが故に、どの話も上澄みだけ掬った印象しか残らないのです。 時代背景も相俟って、戦争の理不尽さ・平和の尊さも訴えたかったのでしょうが、 尻すぼみになって駆け足で終わるなら、いっそ無駄に描写しない方が得策だったのでは? 脚本の稚拙さや監督の力量不足は、こうした点にも影響していると思います。 独特の感性をお持ちで将来を期待される監督さんですが、まだ若い分、力不足は当然かもしれません。 しかし、だからこそ「王道だが素晴らしい映画になり得たかもしれない」作品を手掛けるのは、少し早かったのかなと思えてなりません。 「もったいない」この一言に尽きます。[映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2015-01-19 11:39:45)《改行有》

4.  キス&キル 《ネタバレ》 監督が「キューティ・ブロンド」のロバート・ルケティックだったので、 少なからず期待していましたが、期待外れに終わりました。 とにかく「設定が雑」の一言に尽きると思います。 本作にラブストーリーとアクションの要素が含まれていることは、タイトルから想像するに難くありません。 しかし、それにしてはスパイとしての彼の行動や背景の描写が稚拙過ぎます。 見栄えの良いアクションシーンのみを羅列して「僕スパイ!(キリッ)」と言われても、説得力は皆無。 凄腕スパイどころか、全然使えないと感じました。 ただでさえ多いスパイアクション分野なのだから、本作は比較対象の広さをもっと自覚すべきだったのでは? 差別化を図る為に他のスパイ映画よりも「夫婦愛・家族愛」をメインにしているようだが、 その辺りも深化のさせ方が中途半端。 「面倒な近所付き合い」も「夫婦関係」も「義両親との関係性」も、 殆どが登場人物たちの口から語られているのが問題だと思います。 あと、ご近所さんやお友達との関係性が希薄な為、 途中からは誰が寝返っても誰が味方でも大して驚かなくなりました。 そもそも、アメリカの郊外であんなに派手なドンパチを繰り広げていたら、もっと大事になっているでしょ? その辺りのご都合主義は映画にありがちですが、本作は「そもそも雑な作り」なので、ご都合主義も受容し難くなります。 無駄な爆破やアクションシーンに時間を掛け過ぎだと感じました。 そして最後は、究極のご都合主義で幕を下ろします。 語るに値しません。 本作の登場人物たちを見て私がつくづく実感したのは「目の寄る所へは玉も寄る」でした。 DVDで十分でしょう。[試写会(字幕)] 4点(2010-12-07 21:24:06)《改行有》

5.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 懐かしさに誘われて観賞しました。まだ幼かった私ですら記憶の片隅に残っている特攻野郎Aチームが、まさかスクリーンで甦るなんて!!そりゃ心も躍ります。 観賞後、近くにいた人たちの会話が気になりました。「面白かったね~」という問い掛けに対し「ハリウッド的だよ、まったく(笑)」と嘲笑気味に返答してダメ出しをしているお相手。確かに、その方の仰る通り。良くも悪くも本作はとても「ハリウッド的」です。 個人的に、こういった映画の粗を探すのは野暮だと思っています。ご都合主義的展開、超人的な個々のポテンシャル、非現実極まりない任務など、「有り得ねぇ~!!」と乾いた笑いが出てしまう。でも、頭のどこかで「アメリカなら有り得るかも・・・?」という考えも生まれてしまう。それがこの手の映画の楽しみ方でもあると思うからです。 頭を空っぽにして、ただただ目の前で繰り広げられるド派手なアクションを楽しむ。そういう映画も無いとつまらないものです。 という事で、そんな映画がお好きな方には一見の価値アリです。思いっきり笑い飛ばしてやって、スカッとしちゃってください。[映画館(字幕)] 6点(2010-09-20 12:38:12)(良:1票) 《改行有》

6.  悪人 《ネタバレ》 原作は未読。役者陣の演技は文句無し。主演二人は切迫した状態や感情の機微を細やかに表現しているし、脇を固める樹木希林や柄本明の安定感と存在感は、素晴らしいの一言に尽きます。 テーマが「誰が本当に悪人なのか?」だとすれば、恐らく「誰もが立場や状況によって悪人にも善人にもなり得る」となるのでしょう。現実的に見れば、本作は「経験値の低い男と女の逃避行」に過ぎません。生まれ育った街から出た事もなく、人付き合いも碌にせず(出来ず)、世間一般では白い目で見られる「出会い系」で出会った男女が依存し合う、現実逃避の物語。しかし私は、この「世間一般」がキーワードだと思います。 二人は、自分の人生を満足に生きられない・生き方を知らない人間なのでしょう。閉塞感に包まれた何の変哲もない日々。周囲の期待や固定観念に縛られ、どこか自分に無理をしたり、犠牲にせざるを得ない人生。人並みに恋愛すらできず、またそのやり方さえ知らない不器用な生き方。世間一般では蔑まれる方法でしか他人と関わる事が出来ない、悲しくて弱い人間。それでも、誰かの存在を求めずにはいられない。そんな二人が出会えば、互いに惹かれ、共感し、依存してしまうのはごく自然の成り行き。先が見えていても一縷の望みに縋ってしまうのは、そういった弱い人間だからこそなのでしょう。 二人の行動には、多くの人が迷惑を被ります。それでも止まる事が出来ない(しない)のは、彼らのような人間が極限状態に追い込まれると、自ら破滅の道を選んでしまいやすい、という典型例なのかもしれません。彼らがもしいわゆる世間一般の感覚を持ち得ていたら、祐一は人殺しをしなかったはずですし、光代もそんな彼と行動を共にすることも無かったはずだから。結局二人は「似た者同士=世間一般とは少しズレた二人」だったのでしょう。それを対比として描写しているのが「被害者の父がマスオに危害を加えようとしたものの、ギリギリで踏み止まった場面」であり、「タクシー運転手と光代の会話」なのでしょう。 印象的だったのは「夜に鏡を見ていたら、急に(金髪に)したくなった」と言う祐一に、光代は「なんか分かるかも」と同調する場面。夜の孤独と現状を打破したい気持ちが集約されているような気がしました。 音楽が邪魔に思えたのは少し残念でしたが、それでも私は本作に強く心を打たれたので、この点数にしました。[映画館(邦画)] 8点(2010-09-20 01:52:27)(良:2票) 《改行有》

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