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1. アポロ13
ハリウッド的に「儲かる映画が作れればそれでいいや」的にやっつけた作品。まともに宇宙開発に励んでいる人たちを、愚弄しているんでしょうか。見てて腹がたってしょうがなかったです。こんな映画でも、実際の宇宙開発に興味がない人には評価が高いのかなあ、とか思って逆に心配になりました。3点(2004-06-28 23:53:46)
2. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 映画としての出来は非常によいと思います。面白い。しかし、陪審制度を盲信するアメリカ人によって不当に評価が高められているという印象があります。(日本においても、陪審制を神聖視
する一部の人たちによって、同じく評価が不当に高められていると思います。)ただ考えて欲しいのは、「たった一人の言説(それも法的に考えると証拠をかなり我田引水している)によって無罪になった」ということです。これは反対側に向くと「たった一人の言説(それも証拠を我田引水した)によって有罪になる危険もある」ということです。こういった危険性を一切示していない点は大きな疑問です。戦前の日本の陪審制は、その点をクリアできず、「被疑者が陪審制を信じられず忌避したために」全く機能しなかった、ということも鑑みて欲しいです。ただ、映画としてはストーリーはかなり疑問ですが、魅力はあると思います。5点(2004-06-28 23:50:13)(笑:1票) 《改行有》
3. コーラスライン
《ネタバレ》 現代ミュージカル映画としては、出色の作品だと言えると思います。歌唱力やダンスは、やはりとてもレベルが高いものだと思いますし、ストーリーは(ベトナム戦争を前提とすることによるのか-ライナーノーツによる-)少し疑問に思うところもありますが、そんなものはこの映画のもつ迫力と有無を言わせぬ吸引力の前に消えます。文句なしに面白いと言えるでしょう。またブロードウェイの舞台を元にしながら、舞台に媚びず、映画としてのドラマツルギーをきっちりと押さえているところも、好感がもてます。単に舞台の二番煎じに終わっていたなら、訳もわからない映画に終わったことは目に見えていたでしょうから。現在でも米国や日本でもたまに見られる原作舞台(日本では劇団四季が有名ですね)ですが、役者や演出によって悲惨になるものも多い(ちなみに、日本では今でもディズニーシーの「アンコール!」でワンの部分が見られます。が、役者によってこんなに違う(上手い、うーんもうちょっととか)ものかと思うでしょう。)ですので、まずは映画から入るのもよいではないでしょうか。とにかく、普通の人から見たミュージカル映画としては、間違いなく見て損はないものと思います。9点(2004-06-28 23:35:54)(良:1票)
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