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自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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1.  キリクと魔女 アフリカのどこかの村に古くから伝わる民話を映像化した、という印象。話そのものは、ハッキリ言って面白いとは感じませんでしたが、これまでに出会ったことのない映像センスで、退屈せずに最後まで観ることができました。エンディング曲は最高でしたね![DVD(字幕)] 5点(2023-11-26 18:26:41)

2.  未来は今 《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画は、自分にハマる時とそうでない時の差がとても大きくて、この作品は残念ながら後者でした。アクの強さやブラックなユーモアを期待し過ぎていたせいか、普通過ぎて物足りないような印象。ストーリーに魅かれることもなく、現実とファンタジーの部分が水と油のように異質に感じられる等、最後までこの映画の良さを見つけることができませんでした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-08-12 09:14:05)

3.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 観終わった直後はまったく意味不明、でも面白くなかったわけでもなく、しばらくして、内容が脳細胞に浸み込み始めたら「こういうことかな?」と、自分なりの解釈が浮かんできました。 新進気鋭の劇作家が映画のシナリオを書くことになったものの、畑が違うと戸惑うことも多くて、なかなかうまくいかないなぁ・・・という現実を軸に、新しい仕事先のハリウッドで見聞きしたこと・出会った人とのエピソード・日々の心境など、「僕のハリウッド滞在日記」をバートン君がリンチ風に脳内変換しちゃった、という映画・・・かな??? ニューヨークまでが現実で、ハリウッドからはすべてバートンのフィルターを通したデフォルメ。普通の人なら「到着したホテルはちょっと古い感じ。あっ、部屋の壁紙の端がめくれかかってるな・・・」で片づけられることも、メンタルにちょっと問題ありそうなバートンにはあのような不気味な光景に映るのかも。映画会社の社長も隣の部屋の肥満体も、実際はもうちょっと一般的な人なのに、彼の心の闇が、負のイメージだけを膨らませちゃったんでしょう。 「ずっと『ハリウッドでの出来事、バートンの心にはこう映った』を見せられてたのか?」と感じたきっかけはラストシーン。あのシーンは、仕事がうまくいかなくて、部屋に貼ってある写真の世界に入り込んだ=現実逃避しやがった、と思えたから。だったら、これまでの数々の不可思議なことも、彼の精神世界によって歪められた映像と解釈してもいいのでは? なんとなくですが、感じの悪い二人組の刑事は実際には存在せず、彼の心の中だけに存在する登場人物のように見えました。したがって、チャーリーが殺人鬼というのもバートンの勝手な思い込み。「せっかく仲良くなれたと思ったのにホテルを離れる? きっと人に言えない事情があるに違いない」という思い込みが暴走した結果、殺人鬼→刑事がやってくるというシーンを生んだのでしょう。ラストの海岸シーンにまで出てくる、生首入りを連想させる箱、これが彼の妄想世界であることの象徴に見えます。 存在しない、といえば、小説家の秘書も? だって、お気に入りの彼女の名前が「オードリー・テイラー」って・・・(^^; これこそ妄想の極みですよね?(笑) 解説サイト等には、聖書や哲学のメタファーだ、第二次世界大戦やハリウッドへの皮肉だ批判だなど、いろんな意見があるようですが、そういう小難しいことにはあまり詳しくないので、いまひとつピンときませんでした。自分が書いた解釈も、とんだ的外れなのかもしれませんが、まぁ「各々が自由な解釈を楽しむための映画」ってことでいいんじゃないかなと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-03 23:40:11)《改行有》

4.  夏物語(1996) 《ネタバレ》 3人の女性の性格、水着の印象通りでしたね。このフニャフニャなガスパール君に、獰猛な肉食系のソレーヌやレナの相手は無理でしょう(笑) どうにか会話が成り立つマルゴなら多少の望み有ですが、そもそも彼が「モテる」こと自体に違和感を覚えました。 夏のバカンスに若い男女が登場・・・とくれば、いかにもな恋愛ドラマを連想しますが、そこはロメール映画、何か起きるわけでもなく、その代わり「あー、その気持ち、メチャわかるわー!」的な、今も昔も変わらない、若い男女特有のめんどくさい恋愛心理を巧みに表現してくれています。 最後、立て続けに鳴る電話、レナとソレーヌからのお誘い、さあ彼はどちらを選ぶのかと思ったら、選んだのはレコーダーって・・・これには大笑い! でもあの状況ではベストチョイスかも。マルゴに事情を説明して、レナとソレーヌに告げられた時間前に宿を発つ。優柔不断な彼にしては大正解な判断だったと思います。・・・というより、行き詰まった彼の前に「逃げる」という選択肢が突然現れたので、思わず飛びついた、そんな印象でしたね。 長い人生の中で一度は訪れるモテ期。経験ある人ならガスパール君に対してきっとこう思ったはず。「もっとうまくやれ」と(笑)。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-27 00:58:37)《改行有》

5.  ボーイズ・オン・ザ・サイド 《ネタバレ》 途中までは、いろいろな事情を抱えた三人の女性が、旅を重ねていくうちにお互いを理解していく・・・という、ロードムービーの雛形にキャラクターを当てはめただけのありきたりな映画かと思っていましたが、後半からラストにかけて、人との絆の大切さがしっかりと描かれ、芯のしっかりした見応えのある内容に仕上がっていました。 新しい命の誕生パワーで様々な問題もオールクリアのホリー、そして、ロビンの姿が消えた車椅子。喜びと悲しみ、そのすべてを糧に歌手として再スタートするジェーン。寂しさもあるけれど重苦しくなく、気持ちが前向きになれる、心地いいラストシーンでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-05-10 21:32:18)(良:1票) 《改行有》

6.  冬物語 《ネタバレ》 ロメール監督の映画には、ウザくてイタいこじらせ女子がよく登場しますが、この映画の主人公も、かなりのツワモノでしたねー!     なんか、「自分の気持ちに正直に生きれば奇跡が起こる」みたいな流れになってますけど、この女のアホな所業の犠牲になった美容師のおっさんと図書館のボクちゃんの気持ちを考えると、最後はハッピーエンドではなく、相応の天罰で締めくくってほしかったです(笑) こんな見方しかできなかったので、ラストの再会シーンも「シャルルも近い将来この女に振り回され、彼の人生は氷河期に突入・・・だから“冬物語”というタイトルなのかー!」などと思ってしまいました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-06 00:43:33)《改行有》

7.  ラブ ゴーゴー 《ネタバレ》 初恋の女性に再会したパン職人、ポケベルを拾ったぽっちゃり女子、訪問先の美容室でトラブルに巻き込まれるセールスマン。3つのエピソードによるオムニバス形式のような見せ方で、でも実は登場人物が少しずつつながっている、人間関係の面白さを描いた恋愛ストーリー。最後はおそらくパン職人ののど自慢出演シーンで、きっと「おぉっ!」という結末を見せてくれるんだろうなと、自分の中でハードルが上がり過ぎたせいか、「悪くはなかったけど、もうひと工夫欲しかったなー」という印象でした。また、ヤケ食いのハンバーガー店で、忘れ物のケータイが鳴るのは、アイディアとしてはありきたりだったかも。ラストのチョコレートケーキの名前、これはとても良かったです♪ このエピソードに出ていたこの人が、次の話ではこのように絡んでくるという人間関係の見せ方、面白かったです。特に、ポケベルの持ち主の正体がわかった時は「オマエかー!」と思わず叫んじゃいました(笑) がっつりと見応えのある映画を期待している人には物足りないかもしれませんが、コメディータッチにいい感じのほろ苦さが加わって、気楽に映画を楽しみたい時にはオススメです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-01 17:18:48)《改行有》

8.  パリのランデブー 《ネタバレ》 3つのストーリーに描かれているのは、女性絡みで滑稽さをさらけ出す男たちのエピソード。男性なら誰でも似たような経験、あるのでは? この映画のように、観客として俯瞰的に見ていると「自分はこんなバカなことしない」とか思いますが、いざ当事者になると、自分がどれだけマヌケなことをしているのか、わからなくなるんですよねー(笑) 第1話目では、浮気がバレたトホホ野郎より、修羅場のあと、何も知らないで7時にのこのことカフェにやってくるナンパ男に大笑いでした。彼がおもしろいことをするわけじゃなく、そこに登場するだけで笑えてしまうシチュエーションを作る、こういう上質な喜劇、いいですね! 第2話のラストの「えっ? えぇっ・・・?」とポカ~ン状態のおっさんも笑えたし、第3話の「ムダな一日ではなかったな」と自分を納得させる画家は、まるで自分を見ているようでした(^^; バッドエンドばかりの恋愛ストーリーのタイトルが「ランデブー」。違和感を憶える人もいるかもしれませんが「うまくいく恋愛もそうでない恋愛も、男と女が恋愛劇を繰り広げたら、それはすべてランデブー」というフランスらしいユーモアのように思えました。 こういう感覚の喜劇はこれまで馴染みがなく、でも楽しめて新しい発見もあって、映画に対する経験値がひとつ上がったような気分です♪[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-11 19:53:10)《改行有》

9.  クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 クレヨンしんちゃんの映画といえば、オトナ帝国など、子どもはもちろん、大人も楽しめるというイメージですが、第1作目はまだ「子どものためのアニメ映画」だったんですねー。映画館に付き添った大人がどうにか最後まで観られるようなアイディアも折り込んではいるものの、公開当時ならともかく、いまこれを鑑賞するのはちょっとツラかったです。[CS・衛星(邦画)] 4点(2019-05-07 15:35:40)

10.  そして人生はつづく 《ネタバレ》 キアロスタミ監督、やっぱりすごいです! 「友だちのうちはどこ?」も素晴らしかったけど、本作は「友だちの~」のクオリティーをさらに凝縮したような名作でした。 大震災の起きた地で、息子とともに少年を探し続ける様子を描いただけなのに、特にドラマティックな展開があるわけでもないのに、観終わったあとの満足感がハンパない! 悲劇や希望を過剰に演出しがちな凡庸な映画とは、立つ土俵が違うといった感じでした。 震災時の様子を、悲惨さ・重さを感じさせずに、でも臨場感たっぷりに伝える。これは映画作品ですが、マスコミの偏重報道よりよっぽど現実味を帯びています。サッカーのワールドカップ見るためにアンテナを立てる人のシーンがその象徴。震災を免れ、これからも生き続けていく人にとって一歩進む力とは、案外こういうものかもしれませんね。 急な坂道を人生に例えたラストシーン、ベタですがいいシーンでした。坂の途中、乗車拒否したおっちゃんが車を押してくれて、次はおっちゃんを車に乗せてあげる。出会った人々同士、心の温もりが感じられれば人生という険しい坂も上っていける・・・。 被災した人への応援メッセージ、こういう方法もあるんだなあ・・・と、あらためて映画の持つ力を思い知らされました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-03-29 16:18:45)(良:1票) 《改行有》

11.  ファーゴ 《ネタバレ》 偽装誘拐が思ったようにいかない滑稽さを表現するドラマ性と、世間話をしながら淡々と仕事をする警察官の日常性がうまく絡み合った良作だと思います。特に最後の、アホ男たちの末路に対して、夫の3セント切手のデザインで心から喜べる様子、これがこの映画のメッセージの肝なのかなと思いました。 「変な顔」や「ヤー、ヤー」の連呼、「ハンバーガーとミミズ」などのユーモアは好きですが、全体としては、ちょっと苦手な映画かも・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-14 15:02:51)《改行有》

12.  シェルタリング・スカイ 《ネタバレ》 ツーリストではなく、トラベラーであり続けたキット。ほとんどセリフもなく、字幕もない後半こそがこの映画の見どころだと思います。一組の夫婦に男がもうひとり絡んで、男女関係云々という前半は、本題を表現するための前フリのようなもので、ストーリーがどうの、と論じる類の映画ではありません。 アメリカに帰れば、タクシーの中で大使館員とタナーを待っていれば、普通に生きることさえ難しい状況からは逃れられますが、キットはその選択肢に背を向け、どこかへ去ってしまいます。私たちが「快適」とする白人社会に戻ってしまえば、キットにとってそれは「ふりだしに戻る」ということだったんでしょう。山のような荷物を抱えて移動する「ツーリスト」から、トランクひとつの「トラベラー」となったキットは、物質第一主義の欧米文化に対する皮肉の象徴なのかもしれません。豊かさの象徴である山のような荷物=しかしそれは生きていく上でのお荷物=そんなものを生み出す欧米文化、ということでしょうか? その欧米文化の副産物が差別社会。 オープニングのモノクロの映像には、発展していくニューヨークの様子が描かれ、快適、快楽、経済的発展、物質的な豊かさをイメージしたシーンが、都会的な雰囲気のジャズとともに流れます。そして、豪華客船から小さなボートで上陸した先では、一転して土着的な民族音楽。オープニングが終わり切らないここまでのシーンだけで、欧米と対極する文化圏が舞台であることが強調されています。たくさんの荷物を、家のない貧しい子供たちに運ばせるアメリカ人は、大きな荷物から帽子を取り出し、カメラで写真を撮り、スピーカーから西洋音楽が流れる酒場で、ドリンクを飲みながら子供たちに靴を磨かせるなど、アメリカの富裕階級とアラブ圏の当時の事情がくっきりと描かれています。 ラストシーン、タクシーから消えたキットは、最初3人で立ち寄った酒場に現れます。店内にはやはり西洋音楽が流れ、新聞売りの子供など、店の様子は変わらない。変わったのはキットの心。その心が「迷ったのかね?」「人には無限の機会がある」ことを、無言のおっさんから感じ取ります。おっさんの声はキットの感情そのもの。映画はそこで終わりますが、キットがその後もトラベラーとして生きていくだろうということは容易に予想できます。 グランドホテルから出てくるタナーが欧米文化の象徴、かつてはその文化の中で生きてきたものの、別の生き方を模索するキット。この二人のコントラストが、差別社会への批判なのだと思います。オープニングとエンディングを見比べると、この映画の意図がよくわかりますね。 後半の砂漠も、俯瞰的に眺めている私たちにとっては「美しい」風景ですが、そこで生きるアラブの人々にとっては日常の当たり前の風景。「ほ~ら、きれいな景色でしょ」と見せるだけでは、まさにただのツーリスト的映画になってしまいますね。静けさ・美しさと同等の激しさ・重苦しさが伝わってくる、それがこの映画の価値だと思いました。 それにしても、男と女の関係をこれほどまでに描き切ることができるベルトルッチ監督の手腕に、ただただ驚くしかありません。「シャンドライの恋」のラストシーンの衝撃も、なるほど、この監督だからこそ作れたんだと、改めて納得です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-09-12 21:37:49)《改行有》

13.  ホーム・アローン 《ネタバレ》 いかにもアメリカンなコメディですね。子供が泥棒をやっつけるシーンが見せ場なんでしょうけど、「それほどでも・・・」という印象でした。子供をひとり残して海外へ、でもなかなか戻れない・・・という設定などはよく考えてるなあと思いましたが、感心したのはそこだけ。隣のじいさんやポルカのおっさんの話をもっと掘り下げてほしかったですけど、そうすると違う映画になっちゃいますね。 金曜の夜に子供と一緒に、とか、飛行機内での時間つぶしなどには、ちょうどいい映画かも。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-03 09:30:12)《改行有》

14.  シャンドライの恋 《ネタバレ》 アフリカ音楽とクラシック音楽による感情表現、無駄なセリフを徹底的にそぎ落とした脚本とそれを活かす演出や映像センスなど、ストーリーそのものはベタなのに、映画的な面白さがギッシリ詰まっていたおかげで、引き込まれました。特にあのラストは最高でしたね! 虚しく鳴り響く呼び鈴と切ないBGMが素晴らしく合っていて、驚きの声さえ出ないほどでした。 でもベッドの2人を、そのまま映像で見せる必要はなかったような・・・。靴を脱がせたあとは、もっと抽象的な表現の方が良かったような気もします。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-07-04 19:03:13)《改行有》

15.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ もともとラテン音楽が大好きだし、最近はテレビ番組でよくキューバの様子を見ていたこともあり、いつかは訪れてみたいと思う国だったので、最後まで食い入るように見ていました! じいさん、みんなカッコ良すぎる!(笑) たまたま自分のストライクゾーンど真ん中だったこともありますが、音楽としても、ドキュメンタリー映画としても最高でした![CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-04 18:55:55)《改行有》

16.  イル・ポスティーノ 《ネタバレ》 郵便配達人と詩人との心のつながりを描いた、本当にいい映画でした。特に最後の、マリオが島のいろいろな音を集めるシーンからラストまでのつながりが素晴らしく感動しました! マリオが死ぬシーンを、過去のフラッシュバック的に見せる手法が効果的だったと思います。話の中に「共産党員」を強調するセリフが多かったので、何か政治的なことが絡んでくるのかと思ったら、最後、ぬる~い感じになりかけた話を、しっかりと辛口な後味に仕上げてくれました。 ただ、詩的表現とか隠喩(メタファー)が話の中に出てくるわりには、説明的なセリフも多く、ちょっと直接的な印象でした。どうせなら映像表現も、もっと隠喩的にした方が、内容とリンクして面白くなったような気もします。 映画って、観る側の精神的コンディションや知性、人生の経験値等によって、印象も大きく変わってくるということを、この映画で痛感させられました。20年くらい前、ツタヤでこの映画のビデオを借りて、確かに観たはずのに、話の内容も映像の美しさも、まったく記憶になく、自転車で手紙を配達しているシーンくらいしか憶えていませんでした。当然、今回観た時のような感動もなく「なんとなく盛り上がらない・・・」程度の印象でした。過去に「つまらない」と思った映画も、もう一度観ると、新しい発見や感動に出会えるかも。もちろん、その逆もあるでしょうけど・・・。喜怒哀楽や感動の質など、アメリカンな映画スタイルに辟易してきた人には、この映画はオススメです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-05-17 16:18:33)(良:1票) 《改行有》

17.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 この映画の中で実際に起こったのは、ビデオに映された映像と、刑事に殴られて鼻血→死刑確定→独房に入って頭が痛いと苦しんでいるところまで。それ以外のシーンは、ほとんど「事実をそのまま記憶したくない」フレッドの深層心理。浮気した奥さんを殺害して死刑囚になった人が精神的に不安定になり、事実=記憶を脳内変換した様子が描かれています。フロイトとかの心理学で、「インプットされた記憶が別のカタチとなって現れるのが夢である」みたいなことを表しているのではないでしょうか? 最初は、わけがわからない感じでしたが、以前「マルホランド・ドライブ」を観ていたので、フレッドがピートに入れ替わるところから、「あの映画と似た感じかも・・・」と思い始めました。でも「マルホ~」に比べて脚本の作り込みが甘かったり、「観る人のご想像におまかせ」的なところも多く、ちょっと残念でした。 ですが、意味もよくわからないのに飽きさせることもなく、最後まで観る人の興味をわしづかみにする脚本・映像・音楽ってすごいですよね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-09 01:16:04)(良:1票) 《改行有》

18.  甘い毒 悪女モノって、痛快感か共感できる部分がないとキビシイですね。この主人公には、特に魅かれる部分もなく、金に汚い、ただの小ズルい女、としか映りませんでした。夫を殺すために若いオトコを利用するのですが、見た目もキャラもこの程度の女に夢中になるかぁ?と感じてしまったので、あまり楽しめませんでした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-12-06 11:55:13)

19.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 普通に面白かったですけど、あまりにも話がベタ過ぎて、起承転結の枠にハマり過ぎた、いかにもアメリカンな映画だなぁ・・・という印象でした。「いい話」「感動」の質も、万人ウケするようなクセのなさが、自分には物足りなく感じました。また、ヒロインに対する感想は、多くの方々と同じ意見です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-06 22:51:23)

20.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 《ネタバレ》 最近、アニメ版が公開されたためか、CSで何度も放送していたので、ひさしぶりに見直しました。初めて観た時の、心の奥の方にしまってあった、忘れかけてた大事なものがキラキラと蘇ってくる感覚、それがまったく変わっていなくて、むしろ歳を重ねた分、輝きの質が増したように思えました。特にあの音楽、流れる旋律も、挿入するタイミングも、バツグンのセンスですね! 思春期に差し掛かった子供時代、夏休み、女子・・・。この3つが合わさった思い出のある人(特に男性)には、たまらない作品ですよね^^ 「もしもプールで足をぶつけなかったら」というifの部分を変に強調することもなく、シンプル&ストレートに表現しているからこそ、響いてくるものがあるんでしょう。ウケそうな材料を何でもかんでもブチこんでこねくり回したような、ごった煮ドラマを作っている人に見習ってほしいです。 ひさしぶりに見直して、今回新たに自分のツボにハマったシーンがありました。 夕方の安曇医院の待合室、夕陽が射して他に患者もいなくて静かな感じ、「あー、子供の頃の夏の夕方って、こういう印象だったわー」と、何ともいえない懐かしさを覚えました。 子供の時、夏って、朝も昼も夜もワクワク感に満ちあふれていた印象で大好きでしたが、唯一、夕陽が沈みかけるあの時間帯の、まるで一瞬時間が止まったような、世の中のすべての音が遠くでかすかに鳴ってるような、妙な物悲しいムードが嫌いでした。 しかし最近、夏の夕方にそういうことを感じなくなったせいか、夕方の安曇医院の雰囲気、とても懐かしく感じました♪ このイメージを崩されたくないので、アニメ版はきっと観ないと思います。[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-07-23 00:22:46)(良:1票) 《改行有》

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