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コメント数 618
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自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  世界で一番しあわせな食堂 《ネタバレ》 美しい自然やのどかな人々が醸し出すフィンランドの雰囲気と中国テイストとのマッチングが、最後までかみ合っていないように感じました。音楽等でうまく混ぜ合わせようという工夫が、いまひとつ機能しなかった・・・というか、逆効果だったように思えます。 問題を抱えた中国人親子が異国の地で、シルカや地元の人たちに囲まれて徐々に心を開いていく様子がこの映画の基本軸。しかしその軸への肉付け方があまりにも雑。特に、母親を亡くしてこじれてしまった父と子の関係の描き方・掘り下げ方が甘いため、関係が修復していく様子にも感情移入できませんでした。 また、この映画の重要なキーパーツのように登場させたフォントロンも、「えっ、これが答え?」というあっけなさ。思わせぶりな冒頭のフリが全然活かされていませんでしたね。 心地いいフィンランドの空気感や美味しそうな中国料理など、映像や雰囲気はチェンが作る料理レベルなのに、脚本や演出はシルカのマッシュポテト程度といったところ。こういう雰囲気の映画は好きですが、これはちょっと自分には合わなかったようです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-04-12 19:15:41)《改行有》

2.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 現実世界では過去に戻れないのだから、いまこの瞬間を、毎日を、大切に悔いなく生きよう。それが一番の幸せなんだよ・・・的なメッセージを人々にうまく伝えるための良作映画だと思います。 タイムトラベルを絡めた軽いタッチの恋愛コメディ風の前半は前フリ、後半からは家族のつながりを描いた、心があたたかくなるヒューマンドラマでした。 タイムトラベルで失敗を何度もやり直して人生を軌道修正するティム、タイムトラベル能力がないために人生を台無しにしそうになる妹のキットカット。フィクションと現実とを見比べることで、人生における時間の大切さが、くっきりと浮き立っています。 そして、父親との最後のエピソードは泣けました。私自身、昨年父を亡くし、結局その4~5年前に帰省した時が父との最後の会話でした。「あの時が最後の会話になるとわかっていたら、もっと話すことがあったかも・・・」と思い出し、心が痛みました・・・。 この映画におけるタイムトラベルは、こうしたメッセージを伝えるための一手段で、いわば添え物。設定が甘かったり都合が良過ぎたりしますが、そんなことでこの映画に対する評価は変わりません。自分の「心の琴線に触れた」こともあって、とても印象に残った映画でした。[CS・衛星(字幕)] 10点(2022-06-22 22:12:07)(良:1票) 《改行有》

3.  ムーンライズ・キングダム 《ネタバレ》 解説に「小さな恋のメロディみたい」「少年少女の冒険劇」などと書いてあったので、かわいい映画かと思って観たのが大失敗。自分の目には、主役の二人が精神科入院レベルの問題児にしか見えず、全体的に陰気なムードが漂い、音楽も何を意図して選曲したのか理解不能で、面白さを見い出すことができませんでした。 「小さな恋のメロディ」は、まさに“小さな恋”という言葉がピッタリで、いま見ても胸がキュンキュンしますが、この2人はまるで昭和枯れすすきのようでした。[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-05-26 00:26:37)《改行有》

4.  二重生活(2015) 《ネタバレ》 哲学の修士論文のための尾行、ということですが、その理由に無理があるというか、「女の子が他人を尾行するというストーリー設定」のための強引なこじつけみたいで、そのせいで自分の目には「この子、何やってんの?」としか映りませんでした。 なんか「自分の存在意義を見出せない人が、尾行によって他人の人生や秘密に触れることで空っぽの心を満たしていく・・・」みたいなことを言ってたようですが、音声が小さ過ぎてセリフが聞き取りにくく、ストーリーの肝になる部分がよくわからなかったので、たぶん誤解や間違った解釈も多いと思います。 ラストの、交差点で指輪をした人、あれは教授なのでしょうか? だとしたら、自殺を連想させるシーンは何の意味があったんでしょうか? どうやら鑑賞時の気分と映画の内容がかみ合わなかったようで、最後まで気持ちが入っていかず、「教授が学生にこんなことやらせてるとわかったら、教授も学校もただじゃ済まないだろうなぁ・・・」とか、余計なことばかり気になっているうちに終わってしまいました。[CS・衛星(邦画)] 4点(2022-05-20 19:26:46)《改行有》

5.  30年後の同窓会 《ネタバレ》 かつての海兵隊員は、息子を戦地で亡くした父親、アル中気味のバー店主、敬虔な牧師として、30年ぶりに再会します。 ドクの息子の棺を引き取りに行き、葬儀を終えるまでの話で、彼らの会話から、戦争のあり方、政府や軍の建て前と本音、人の死や命の尊厳などについていろいろと考えさせられますが、ベトナム戦争・イラク戦争が「遠い国の出来事」の自分にとっては、戦争云々より、人としての生き方そのものがこの映画の主軸のように感じました。 30年という歳月は、自身の人生で背負った荷物も投げ出すことなく上手くつきあっていけるように、直面した大きな問題も上手にやり過ごせるように、人を成長させてくれるんですね。 重くなりがちなテーマを、苦味の利いた笑いや心優しいウソなどを交えながら上手く中和させることで、肩肘張らずに鑑賞できました。 それにしても、こんなピント外れの邦題をつけるなんて・・・犯罪行為に匹敵する愚行ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-07-18 13:16:07)《改行有》

6.  ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 《ネタバレ》 ハードな復讐劇かと思ったら、シリアス・バイオレンスの仮面を被った隠れコメディ映画でした。 まず、ニルスがヤップを殺して滝に投げ込むシーン、最初はハードボイルド感が漂ってましたが、2人目・3人目の滝シーンになるとなぜか笑えてきます。また、誰かが死ぬたびに「チーン」と上る宗旨ごとの十字架、雪山でテンション上がりまくりのセルビアのギャング、誘拐した子どもに本読みをねだられて仕方なく除雪車のカタログを読んでやるニルスなど、笑いの内容は、くすくす笑いから徐々にゲラゲラ笑いへとクレッシェンドしていきます。 そしてラスト、ギャングやマフィア達はみんな死に、息子を失ったオヤジ同士が銃を置き合うカッコいいシーンで「いい感じ」に終わるのかと思ったら・・・パラグライダーの人、撃ち合いじゃなくてあんなトホホな死に方・・・つーか、オマエどんだけ飛んでたんだっていうツッコミどころもご用意してくれて(?)、最後はもうギャハハ笑い状態! さらに、「福祉国家は寒い国ばかり」と語るノルウェー人に対し、「ノルウェーの刑務所の快適性」について語るセルビア人、犬のフンを拾うのが「モダンな文明社会」等、何気ない会話の中で国民性の違いを表現するなど、箸休め的なシーンもなかなか芸が細かいですね(笑) ノルウェーの壮大な雪景色の中で独特のユーモアセンスが冴えわたる、クソのような邦題とは真逆の、隠れた傑作だと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-03-15 20:43:49)(良:1票) 《改行有》

7.  30日の不倫 《ネタバレ》 男と女って、お互いの格を高め合える相手と過ごすことで成長していきますが、この二人は完全に真逆。出会ったことで眠っていたバカの種が芽を出してしまい、人としてのランキングは連日ストップ安状態。この救いようのないバカップルは、会えばセックスアニマルと化し、会えない時は稚拙さ全開の痴話ゲンカ、見ているこちらはポカ~ン・・・という、まさにあのパンダメイクのような失笑映画でした。[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-12-13 13:20:04)

8.  西遊記 はじまりのはじまり 《ネタバレ》 こういうノリの映画は途中で飽きてくることが多いのですが、これは意外と最後まで楽しめました。段のキャラや容姿も自分好みだったし、特にラストのGメン75は大笑い! 玄奘は、NHKドラマで見た池松壮亮の金田一耕助に見えてしまい、自分が抱いている三蔵法師のイメージともかけ離れていましたが、これはこれでアリかなと思います。 でもまあ、この映画のテイストは、一度味わえば充分といった感じで、たぶんもう見ることはないだろうし、この映画の後に放送していた続編の“西遊記2”も、「いや、もう結構・・・」でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-21 17:10:33)《改行有》

9.  あと1センチの恋 《ネタバレ》 お気軽なラブコメでしたが、最後にやっと結ばれても、心から「良かったね」とは言い難いストーリーでした。むしろアレックスとは、いつまでも固い友情でつながって、お互いの人生を支え合う存在として描いてくれた方がスッキリしたかも。 なんだか、10年以上の人生をバタバタッと見せられた感じで、そこに家族やら母親やらをテーマにしたエピソードも詰め込んだおかげで、どのエピソードも掘り下げ方が浅く、50話くらいのテレビドラマを2時間にまとめたダイジェスト版を観ているようでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-10 01:18:17)《改行有》

10.  マダム・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 インドの専業主婦がニューヨークを舞台に、サザエさんのようなてんやわんや。令和の時代に昭和の感覚を持ち込む日本の年寄りのようで、見ていて腹立たしいところもありましたが、最後のスピーチはなかなか感動的でした。 ただ、帰りの機内の「ヒンドゥー語の新聞は?」のセリフ、映画的には「一歩踏み出したことで新しい立ち位置を見つけたけど、母国の伝統文化もこれまで通り尊重する」という意図でしょうが、少し前のインドの実情を思うと「また封建的な世界にどっぷり浸かってしまうのでは・・・」という懸念も少し・・・。 とても気になったのが、結婚する姪の妹・ラーダ役の女性。エキゾティックな顔立ちに都会的な洗練さが備わっていて、この役にピッタリでした。とても魅力的で、ファンになりそう(笑) あと、多くの人が感じていると思われる、あのインド映画お約束の歌と踊り、これはもう仕方ないのかなぁ・・・[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-08 09:14:24)《改行有》

11.  不倫したい女 《ネタバレ》 陰気くさいおっさんのイジイジした様子を延々と見せられ、挙句の果てにロクでもない結末を迎える話。「おまえ、暑い国に行ってもっと日光浴びろ!」とか言いたくなるオトコでしたねぇ・・・。 この映画を作った人、力はあると思うし、セリフや映像等、いろいろとこだわっているのはわかるけど、チェーホフの「犬を連れた奥さん」を知らない人には、狙いどころがわからないのでは? たぶん中途半端な不倫ドラマにしか見えないと思います。また、冬のロシアを思わせるどんよりとした背景と男の心情をリンクさせたのも、ただ雰囲気が暗くなるだけで、あまり効果的ではなかったですね・・・。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-07 17:32:42)《改行有》

12.  愛の部屋、裸の2日間 《ネタバレ》 シンプルな話の中にも深みがあり、かといって重苦しいわけではなく、見終わったあとの余韻が心地いい良作。まさに「大人のための恋愛映画」の代名詞のような映画でした。こんなタイトルなので観るのをためらった人も多いかもしれませんが、見て損はない一本だと思います。 同性の恋人との関係がギクシャクし出してる建築家のキャロリーヌと、妻に逃げられ娘と暮らすDJのヤッコ。一夜限りの行きずりの相手なら、秘密を抱えたままで終わっていたでしょうが、次の日も一緒にいると、それぞれの背景や心の隙間が徐々に見えてきます。遊びだった一夜目とは違い、二夜目は心の結びつきが感じられます。でもこれくらいの年齢になると、若い男女のように、感情のままに相手に飛び込んで・・・というわけにはいかない・・・。 あー、すごくよくわかる! 翌朝、ホテルをチェックアウト。メイドたちが淡々と部屋を掃除するシーンに流れる寂しげなピアノのメロディー。2つのワイングラスも機械的に片付けられていく切ない様子がとても印象的でした。 空港に到着したキャロリーヌは、ドバイに誘ってくれたヤッコを見送り、現在のパートナーとも決別し、人形を椅子に残したままで向かった先は、パリに帰る飛行機の搭乗口ではなく・・・。 椅子から立ち上がり、音楽が切り替わったところから、新しい人生を切り開く決意をしたキャロリーヌの様子がイキイキと描かれるラストシーン、これ以上はないという上質のエンディングでした! バーで女をナンパするDJ、とくれば、チャラいイメージしかありませんが、感情的でわがままなキャロリーヌの言動に対するヤッコの対応は、「大人の男はこうありたい」というお手本のようなイケメンぶり。ほんと、見習いたいものです。 「最後はやっぱり結ばれてめでたしめでたし」の、ハリウッドのデートムービーみたいな恋愛映画はもう飽きた、という方にはオススメです。それにしても、こういう映画にB級エロ映画のようなヒドい邦題をつける人、映画に対する敬意や愛情が微塵もないんでしょうね・・・。[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-10-30 21:10:39)《改行有》

13.  ピエロがお前を嘲笑う いったい何を見せたかったのか、よくわからない映画でした。ハッカーの鮮やかな手口や頭脳戦を見せられるわけでもなく、主人公の心理や人生背景を描くわけでもなく、面白味も深みも見い出せないうちに終わってしまいました。 いろいろなアイディアを練り込んではいるものの、こういう映画には欠かせないワクワク・ドキドキ・ハラハラがまるで感じられないため、ラストシーンも、作り手は「してやったり!」な気分かもしれませんが、観る側としては「ふうん・・・」程度。期待感が高かっただけに、その落差にガッカリでした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-25 16:34:47)《改行有》

14.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 主役の二人、いろいろあってラストシーン。曲の歌詞が画面に流れると、自分の若い頃の情熱を思い出し、懐かしいような、うらやましいような気分。もう若いとはいえない世代も「青春、もう一回やりたい!」と思ったのでは?(笑) ラストシーンの曲も、二人の未来を応援するイメージソングと思っていて、それはそれで感動したのですが、あれ? それだけじゃないかも・・・と思って見直しました。 やっぱりこの曲の歌詞、兄貴から2人に向けたメッセージですよね。たぶん、ボートに乗る直前に彼が弟に渡した歌詞、それがこのラストの曲なのだと思います。 ドイツに行く夢が破れ、くすぶっていた彼の人生・・・。でも弟とラフィーナに夢を託すことができ、心から「やった!」と喜ぶ兄貴。最後の曲が彼の歌詞だと思うと、ラストの荒海のシーンも、兄貴の目線で二人を見守っている気分になり、彼が「オレは前に進めなかったけど、オマエらはがんばれよ!」と言ってるようで、涙が止まりませんでした。 兄貴が弟に「いつか曲をつけてくれ」と歌詞を渡す。その後、海を渡るシーンでその歌詞が曲として流れている・・・ということは、2人はロンドンに渡って成功したことを示唆しているのかなと思いました。 その解釈が合っているかどうかは別にして、ラストの曲の歌詞「行こう 間違ってても 明日には正しくなる」、このフレーズ、座右の銘にしようと思います(笑) とにかく、音楽のセンスがバツグン♪ 音楽の力で映画をグイグイと引っ張っていくのがとても心地良く、音楽とシナリオと映像とがしっかりリンクしていて、「音楽映画」の代名詞といえる作品だと思います。エンドロールに入ってくるちょっとしたセリフも、映画を引き締めるスパイスのように効いていましたね。 『はじまりのうた』同様、こういうストーリーに対して必ず「現実はどうのこうの・・・」とくだらないセリフを吐く大人がいます。でもこの監督の映画は「だからどうした!」と言ってのけるだけのパワーを与えてくれますね。見た後にスカッといい気分になれるのが、この監督の作品の大きな魅力だと思います。[CS・衛星(字幕)] 10点(2020-10-02 22:16:09)《改行有》

15.  劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ 《ネタバレ》 いつものテレビシリーズと変わらないテイストで、ストーリーそのものも悪くないのですが、この内容であの長さはちょっとしんどいし、ニャンコ先生の三分裂、あれは狙い過ぎのような気がしました。劇場版となると、肩に力が入り過ぎてコケてしまうことがよくありますが、これは逆に、あまりにもいつもと同じ過ぎ? 104分という長時間の作品に仕上げるには、構成や展開をもう少し工夫して、テレビ版とは違うテンポ感も出さないと、劇場版としては物足りないのでは? でもファンにとっては満足できるレベルなので、いつもの夏目が好きという人なら、見て損はないと思います。[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-07-23 23:52:09)

16.  アデル、ブルーは熱い色 《ネタバレ》 やっぱりダメですねー、別れた恋人と未練たらたらのままで会うのは・・・。男女間でも同性愛者でも、あのような結末になってしまうのは必至。 新しい恋人とのセックスに満足できていないというわずかな心の隙間に、アデルのひたむきな気持ちと過去の快楽が突き刺さり、一瞬心が揺らぐエマですが、「今は別の人がいるの。分かるよね」と、まるで自分自身をも諌めるように、そして「でも死ぬまで思いは抱き続ける」とアデルを思い遣るやさしさ。 ここを機に、アデルも一歩前に進める気配がわずかでもあれば救われるのでしょうが、ラストの、気持ちの整理がつかないまま展覧会に来てしまい、最後はあの切ない後ろ姿・・・。 でも映画としては素晴らしかったですね。同性愛を強調したり理解を求めるような作りではなく、恋愛の本質がまっすぐに描かれていて、安っぽいテレビドラマとは比較にならない、骨太の映画表現を楽しむことができたと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-30 19:50:23)《改行有》

17.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 見始めたら、いきなり男が拳銃で殺されるシーン・・・。ハードで重苦しい内容かと思ったら、まったく違った雰囲気の映画でした。 警視が、船に隠れる黒人少年を見て見ぬふりをしたり、妻の病気が奇跡的に回復するラストシーンなど、話そのものは少々強引でマンガ的な部分もありますが、主人公を取り囲む人々の心のあたたかさを、余計なものをそぎ落としてシンプルに表現しているところが良かったです。現実の密航・移民・難民等の問題を解決するのは、政治的な理屈や都合ではなく、心の豊かさ・人間らしさ、という作り手のメッセージでしょうか。 何となく昔っぽいような画が古臭く感じなかったのは、音楽の力が大きかったと思います。また、わめいたり叫んだりという喜怒哀楽の過剰表現がなかったおかげで、終始静かな空気感が漂い、最後まで落ち着いて楽しめました。鑑賞後に調べたら、「浮き雲」の監督だったんですね。なるほど、納得。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-27 19:33:07)《改行有》

18.  はじまりのうた 《ネタバレ》 仕事が全然うまくいかず、昔の成功をいつまでも引きずってる音楽プロデューサーと、嫉妬で恋人と別れたアマチュアシンガーが偶然出会って、アルバムを作る・・・。 ベタで安っぽいサクセスストーリーかと全然期待していませんでしたが、なんともスカッとした、気持ちのいい映画でした! その要因は、楽曲の良さと、音楽に合ったシーンの楽しさ。スタジオじゃなく路上で録音という企画も、ただのインパクト重視・奇を衒っただけかと思ったら、お祭り的なノリも手伝って、見ていて楽しかったです。特に「2歳から母親に仕込まれてるような子ども」ではなく、路地裏の小汚いガキどもがコーラスで参加してる画が自分のベストシーンです! 多少でも音楽の世界に関わった人・憧れた人なら、自分が求める音楽とビジネスになる音楽とはまったくの別物であることはよく知っていますよね。そういう人は「現実世界なら、どーせグレタも一発屋で終わっちゃうんだよねー」とか言いそう。でも「だから何?」って受け流せるような気持ちになれるのがこの映画のいいところかも。 映画としての出来はああだこうだ、現実はどうのこうの・・・なんてツッコミ入れる前に、楽しいものを見て、幸せな気分になれて良かった! それが鑑賞後のストレートな感想です♪[CS・衛星(字幕)] 10点(2020-06-14 11:59:56)(良:1票) 《改行有》

19.  パニック・トレイン 《ネタバレ》 サスペンスに重点を置いた話ではなく、暴走する列車を、みんなで力を合わせて止めることができて、最後はめでたしめでたし・・・。 えぇっ、これで終わり? 犯人は? 動機は・・・? 自分の鑑賞ポイントがズレていたため、まったく楽しめず、かといって、もう一度観ようと思えるほどのクオリティでもなく、観終わって一日も経っていないのに、 内容はもうほとんど記憶に残っていません・・・[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-01-18 21:12:35)《改行有》

20.  言の葉の庭 背景や音楽が美しかっただけに、ストーリーの薄っぺらさ・キャラクターの魅力の無さが余計に際立ってしまいました。 小僧や小娘が泣いたりわめいたり、まるでアイドルが主役の安い恋愛ドラマを見ているようで、靴職人や短歌などは単なる添え物扱い。こんな話なら誰でも作れそうですね。予定調和の恋愛ストーリーも嫌いではありませんが、表現が陳腐過ぎて失笑モノでした。[CS・衛星(邦画)] 2点(2019-10-19 08:54:25)《改行有》

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