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1.  殺人の追憶 《ネタバレ》 映像の巧みさ,惹きつける場面転換など,名作と呼ばれる意味はよくわかったけれど,肝心の内容が「未解決連続殺人事件」と「自白の強要や拷問などをしてでも”犯人”を捕まえたい刑事たち」なので,「何を言いたいのだろう」と思ってしまった。 連続殺人事件を解決したいならば,犯人を捏造してしまいうわべだけで終結させることこそ,最も避けるべきところなのにそのようなことに危機感さえ持っていない。 それどころか,「自分たちの捜査を邪魔するとは何事だ」「自分たちは被害者だ」といわんばかりの主人公の振る舞いがひたすら不愉快に映ってしまった。 犯人が捏造されれば,真犯人が野放しになって事件は増えるばかりなのに,そんなことも気づいていないのか? 映画技術は素晴らしいかもしれないが,私には名作とは思えなかった。虚しい作品だった。[映画館(字幕)] 6点(2021-01-04 14:39:53)《改行有》

2.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 面白くないわけではないけれど,消化不良でした。 格差問題の根っこというのは,「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」ということで,一度その差がついてしまったら最後,学ぶ機会も与えられず,就労するにもその就労技術さえもままならない。そしてますます貧しく……というスパイラルではないかと考えています。 しかし,主人公家族たちは「受験に失敗した」という能力の問題から始まり,実際に就労して見るとそれぞれ十分に技術を持っているわけで,そのことがリアルさに欠くように感じました。 「元々,十分な能力を持っていたのに就労できないのが悲劇なのだ」というのであれば,序盤の「ピザの箱さえちゃんと組み立てられない」というのはなんだったのだろう? 「実は受験に不正があり貧乏人はどう頑張っても受からないのだ」というのであれば,上流階級の娘に対する憎しみなどがあってもおかしくないのに,呑気に(しかも恩のある友達を裏切って)恋仲になるというのもわかりませんでした。 コメディ映画として観るのならば,そのちぐはぐさも面白いなと思ったのですが,だとしたら最後の惨劇はなんだったのだろう? 何も悪くないのに刺されてしまう社長の不条理さは何? 「無計画」がキーワードと言いつつも「上流階級に取り入る」という計画性と,「衝動のまま殺してしまう」という無計画さが特に鏡合わせにもなっておらず,映画としてのオチが弱いと思いました。 「上流階級の息子がモールス信号を読み解く」というのも,特に話には何も生かされておらず,もったいなく感じました。もちろんラストの父息子の交流につながっていることはわかっていますが,「寄生しているホームレス」と「寄生されている上流階級の息子」がつながっている……というどれだけでも面白く調理できるだろう設定が活かされなかったことを歯がゆく思いました。 映画としてどうしようもなく悪いわけではないですが,しかし「何を描きたかったの?」と振り返ってみたとき,私には見えてこないなと思ってしまいました。[映画館(字幕)] 7点(2020-01-28 19:05:38)(良:2票) 《改行有》

3.  スペシャルアクターズ 《ネタバレ》 面白かった……けど,途中が冗長に感じるところがあったことと,最後のどんでん返しを知った兄の失神で終わってしまうが,私が兄の立場だったら「自分の懸命な芝居を,みんなわかって見ていたわけ? 仲間だと思っていた人も,救おうとしていた人も,敵対した人さえも??」とわかったら,羞恥心と「勇気を振り絞ってやりきった結果が,お膳立てされたものだった」という衝撃で,ますます殻に閉じこもってしまうことになりそう。 私にはこのラストが「悲惨な結末」としか思えないので,「いい映画を観たなー!」と手放しに言えませんでした。 しかし,「コメディタッチでありつつ人間讃歌が根底のテーマとなっている映画」だと思いました。前作もそのような印象が強く,是非またそのような映画を観たいなと思いました。[映画館(邦画)] 7点(2019-11-13 23:01:09)《改行有》

4.  天気の子 《ネタバレ》 うーーん。 「ラストに賛否」と聞いてはいたけれど,物語自体の構成が甘すぎてそちらの方が気になってしまいました。 (バッドエンドも好きなので,ラストはもっと酷いかとたのしみにしていたのに肩透かしでした) ・「雨が止まない東京」自体が異常気象だとも思うけれど,これは陽菜が(帆高に出会う前からちょくちょくと)祈ってしまったから? ・陽菜が透明になって消えてしまいそうになる=人身御供 なの? 人身御供というよりも「陽菜が世界を動かしてしまった代償」ではないかと思ってしまったので,「陽菜を連れ戻せばOK」という結末は,その理屈がよくわからなかった。 ・「奇跡には代償がともなう」というバランスがあるからこそ,ストーリーにハラハラとするのであって,「最終的に取り戻しに行って帰ってこれてたからOK」「東京は雨に沈んだままだけど,雨以外に変わりないよ」というのは,とてもバランスが悪く思う。 ・陽菜が祈った結果,雷が落ちるシーンがあるけれど,あれはそこそこの死傷者がいてもおかしくないのでは? その罪の意識もなく話が進むのも疑問。 ・「自分勝手な結末」自体は別にいいと思うのだけれど,その結末になることへのバランスが悪すぎるというか……「自分の都合だけで世界を変えてしまうこと」の責任や恐怖がないため,その決断自体が薄っぺらく感じる。 ・終盤の逃亡劇の要素となる「銃」「児童二人での生活」「天候を操ってしまう罪と罰」もバラバラで噛み合っていない。とくに「銃」は偶然性が高すぎて……うーん。 ・「陽菜の母親の死」と「陽菜が天気の子になった時期」はかなり近いと思うのだけれど,その二つの関係の言及も特になく(実際特に意味はないのかもしれないが),とにかくエピソードがバラバラすぎでは。 結局,ボーイミーツガールの物語で,それ以外話は添え物に過ぎないのかもしれないが…… 盛大に語られた添え物は,さすがに無視できないなあ。[映画館(邦画)] 5点(2019-08-05 18:42:42)《改行有》

5.  名探偵ピカチュウ 《ネタバレ》 ポケモンの描写がよかった。 しかし……せっかくの映画なのにストーリーがわかりづらく,また画面が暗い。 わあわあと主人公たちは何かの決意をもって動いていくけれど,いまいち伝わってこなかった。 また,最後にピカチュウの正体が実は……とわかるけれど,それぞれが元の姿に残った後,ピカチュウに対する愛情をあまり感じられず,「この子だってパートナーじゃないの!?」と思ってしまった。 もう少しストーリーに練り込みが欲しかった。[映画館(吹替)] 6点(2019-06-04 16:18:25)《改行有》

6.  コンフィデンスマンJP 《ネタバレ》 面白かった! ただこの物語の根幹に関わることだけれども「結局は騙されたふりして騙しているのだろうな」ということは読み取れてしまい,実際に物語もそういう結末を迎えるので,「今回も楽しかった!」という気持ちと「でも予定調和ではあるなあ」という気持ちとがせめぎあってしまいます。[映画館(邦画)] 8点(2019-05-27 18:41:53)

7.  映画 賭ケグルイ 《ネタバレ》 とても面白かった! 原作の漫画を読んで,アニメとドラマも観ていました。 原作が独特のぶっ飛んだ世界なので,どう実写化するかと思っていましたが,映像としてもぶっ飛ばしていてよかったです。 ドラマの世界観からの映画化で,原作漫画にはないエピソードなのでどうなるかと思っていましたが,とてもうまく原作のストーリーの合間に立つものになっていたと思います。 原作にないオリジナルキャラクターは扱いが難しいと思うのですが,歩火も村雨も既存のキャラクターを食いすぎず,食われすぎずいいバランスだったと思います。 特に村雨が「怪物である」という描写もとてもよかった。 その上で,最後のカードゲームの「勝ち方」と「負け方」もちゃんと練られていて面白い。あのゲーム自体もやりたくなりました。チーム戦というのも醍醐味だなあ。 疑問のある展開もありますが(なんで芽亜里は木渡と組むことをあっさり承諾したのかとか,最後の美化委員との決戦は時間が長くないか? とか),それを差し引いても面白かった! 役者さんたちの熱演もとても素晴らしかった。 この漫画ならではのオーバーアクト気味な演技ですが,特に若い女優さんの狂った人物描写が見られるのはとても貴重ではないかと思います。 ぶっ飛んだ世界ではありますが,その根幹にあるテーマは「人間はいかに生きるか」であると思います。 そういう面でも,エンターテイメント作品でありながら深みがある物語だったと思います。[映画館(邦画)] 9点(2019-05-21 23:54:46)《改行有》

8.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 すごくよかった。 この映画を観る上で,映画の中に「実際の街中でヒトラー扮装の人を紛れ込ませ,その反応を撮る」という部分があると,知っているかいないかで評価が大きく変わるのではないかと思いました。 ヒトラーが現代によみがえることも,トントン拍子にスターになることも,荒唐無稽な話。映画のフィクションの部分は少し飽きる部分もあった。 しかし……その中には実際の反応もある。ヒトラーの扮装の人が大真面目にヒトラーを演じ,それを笑う人,好意的に取る人,話をする人……中には不快感を見せる人もいたが…… 一番恐ろしさを感じたのはエンドロールでした。 この映画の軸である「ヒトラーが現代によみがえり,現代人はそれをおふざけの人と思いながら受け入れ,次第に飲み込まれていく」ということが,あのシーンに集約されるのではないか。 実際は「次第に飲み込まれていく」かどうかはわからないが,しかし米国で大統領選にトランプが勝ったことも,イギリスが国民投票でEU離脱を選んだことも「まさか」と言われたことだった。「そういう考えだってあっていい」と思いつつ「まさか最終的にそちらが選ばれるとは」ということでもあった。その第一歩をみるようであった。 この映画は風刺ではなくドキュメンタリーなのではないか。 映画自体はコメディに分けられているが,私には全くそう思えなかった。[ブルーレイ(吹替)] 9点(2019-03-23 23:23:28)(良:1票) 《改行有》

9.  search サーチ 《ネタバレ》 面白かった! 「パソコンの画面で展開する」という制約をどうするかと思ったのだけれど,パソコン上でしか描けない「入力操作に出る感情の起伏」がとてもよかった。 入力を何度も消したり,一気に書いてガツンと送って後から後悔したり,すごくあるあるだなあ。その機微に父親の心情がにじんでいてとてもよかった。 インターネットの表裏の表現もあるあるだけれど,まとめて見ることで現代の社会が凝縮されているようで,50年後にはこの描写がどう観られるのだろうか,などとも思いました。 しかし,Facebookのパスワードを新しいものにしてしまったら,娘がアクセスできなくなってSOS信号出せなくなるのでは!? と焦りました。[映画館(字幕)] 8点(2019-03-05 19:36:59)《改行有》

10.  半世界 《ネタバレ》 いい映画だった。 静かな日常とその日常の中にある「世界」。 「世間と世界」だったり,「生まれ育った世界のままにいる友達と,海外の過酷な世界を生きた自分」だったり,「親の世界と子供の世界」だったり,「突然に終わる世界と,先の見えないまま続く世界」だったり……。色々な「世界」のつまった映画でした。 おそらく見た人の世界によって違う色を見せる作品なんだろうと思います。 私にとっては……この映画で真正面からえぐられたり突きつけられたりしたものはなかった。しかし「私の世界ではない,無数の世界を意識する」というスイッチが入るような作品でした。 主人公の絋は,よくいる無神経で外面がよく自分に対してだけナイーブぶってるおじさんだなあ。いるいるこういう人! という人物をすごくさりげなく描いていた。描き方がすごく巧みでした。 絋はすぐには変われない。でももしかしたら少しだけ変わっていくのかもしれない……という予感の中で死んでしまう。絋が死ななくてもこの映画はいい映画だと思うし,ともすれば「人の死」を扱うことでお涙頂戴映画にもなりかねないのだけれど,不思議と嫌味がない。 映画のコピーの中には,「半世界」というタイトルが「人生の折り返し地点」にもかかっているような表現もあったが,絋にとってそれははるか昔……おそらく明が生まれるさらに前にすでに訪れていた,という,「自分の半分はどこだったのか」と思わずにはいられない。 絋と対照的な瑛介は,遠い異国で過酷な世界を生き,その結果傷つき帰る場所も明確に見いだせていない。 やさぐれているかと思えば酒を飲み馬鹿話をする,たのしく語らっているかと思えば突然海で不可解な行動に出る,友達を鬱陶しく思っているかと思えばその仕事を励ます。とらえどころないその人物像が迷いながら生きるしかない瑛介の不安定さを表しているようで,不安定でいてとても魅力的な人物に思えてきました。 光彦は,絋と瑛介に比べ出番も少ないけれど,この二人のかすがいは彼なのだろうな……と思わせる。飄々と悩みのなさそうな反面,さりげなくフォローをしたり諌めたり。優しく懐の大きいところがこの映画の安らぎにもなっていたように思います。 どこにでもある日常を描いた映画……というのは苦手なジャンルでもあるのですが,日常のような非日常のような,不思議な余韻のある映画でした。 さりげなさもすごく上手くて驚きました。「未成年に酒を勧める」という日常ではありそうな風景だけど昨今の映画の倫理的によくない……という箇所の誤魔化し方とか。[映画館(邦画)] 8点(2019-03-05 17:58:28)《改行有》

11.  ボヘミアン・ラプソディ 面白かった! ストーリーは王道だけれど,「あ,この曲もクイーンだったんだ!」など驚きもあり面白かったです。 普段からライブをよく観るので,最後のライブシーンの迫力,熱狂,瞬間を共有する気持ちなどグッときました。 同じく王道の音楽伝記ものの『ジャージー・ボーイズ』を思わず見返してしまいました。 比べてみて,それぞれの見所や見せ方の違いがわかり,面白かったです。どちらもいい映画でした。[映画館(字幕)] 8点(2019-01-30 19:42:16)(良:1票) 《改行有》

12.  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 前作に引き続き,題材も雰囲気もいいのだけれどストーリーがわかりづらい。 そしてそれ以上に「魔法動物」がいなくてもいいのでは? という点が残念でならない。 魔法動物をメインにした,魔法動物ならではの話を観たい。[映画館(吹替)] 4点(2019-01-30 19:23:12)(良:1票) 《改行有》

13.  若おかみは小学生! すごくよかった。 ただ,私は大人なので大人としての感想しか書けないです。 子どもとして子どもの目線から観た映画感想は,また違うのかもしれないなと思いました。 大人の登場人物を気にしてしまうのも,大人目線になってしまっているなと思いつつ…… とくにおばあちゃんの心情を思うと,おっこちゃんとは別に泣けてしまう。 配偶者と別れ(死別か離別かはわからないけれど),自分の子どもが亡くなって残された孫を引き取り,その孫は元気に振る舞っていて心配だけど,経営者として叱咤する必要もあり…… そんなことを観終ってから考えてしまいました。 物語は長いシリーズを一本の映画にするときにありがちな,ちょっと不思議なストーリー展開でした。 でも無理があるわけでもなく,とてもよかったです。 原作小説をしっかり読みたくなりました。 丁寧さ真摯さが,物語からも画面からも伝わって来て,とてもいい映画だったと思います。[映画館(邦画)] 9点(2018-11-19 15:49:26)(良:1票) 《改行有》

14.  予兆 散歩する侵略者 劇場版 《ネタバレ》 すごく面白かった。 映画『散歩する侵略者』を観て「悪くはないが……うーん」と思い,その後劇団イキウメの舞台『散歩する侵略者』のDVDをみて「やはりこれは舞台で映える物語なのでは」と思った後,ふとこの作品を知ってDVDで観ました。 舞台のコアな設定と「夫婦の物語」という軸を大事に取り出し再構成していてとても素晴らしかった。 舞台(とそれを元にした映画)を知っているからこそ,「誰が侵略者なんだろう?」ということを念頭に置きながら,普段と違う夫,異様な外科医,狂ってしまった(ように見える)同僚……と謎解きも平行にできたのも面白かった。 舞台では「ガイド」という役割は,「宇宙人をガイドする人」というだけだったけれど,この作品では「(結果的に)概念を奪う共犯者」になっていて,その葛藤も良かった。 東出さんの得体の知れなさもすごくいい。概念を身につけどんどん地球人らしくなることも怖く,そしておぞましくも思えた。 舞台では「愛という概念」がややベタに使われていて少し冷めましたが(「愛」が「特別で素晴らしい」という既存のイメージに対して疑問を持たせずそのまま描かれていたからです),この作品では特別なものでもなく,「複雑な概念の1つ」として扱われていたのもよかった。 それと同じように物語の帰結も「世界の終わり」を描き切らず,鑑賞者に委ねたのも心地よかった。 終末を終末として描く作品にはあまり巡り合わないが(そのような作品の多くは終末を回避してしまうので),そのような点でも稀有な物語となっていて,とてもよかった。 決して明るい物語ではないけれど,素晴らしい作品だと思いました。[DVD(邦画)] 10点(2018-10-26 18:34:01)《改行有》

15.  エルネスト もう一人のゲバラ 面白かった。 あの時代,思想,米ソ対立,革命,その匂いをとても感じられた気がした。 ただ,前村自身の考えや行動,彼の行動がどう人に影響を与えたのかがわからなかった。その点をもっと掘り下げて欲しかった。 オダギリジョーは,「有名な俳優さんだなあ」くらいしか知らなかったが,今回,「オダギリジョーが素晴らしい」ととても言いたくなった。[映画館(字幕)] 8点(2017-11-27 14:50:06)《改行有》

16.  THE 有頂天ホテル 有名な映画なので期待したけれど……うーん。 群像劇の多重構造になっているのは面白いけれど,誰にも今ひとつ心惹かれず,ガヤガヤして怒鳴ってヒステリックな人ばかりで,観ていてしんどかった。そうでない人も,基本的に不条理なことを人に要求したりで,人のエゴばかりずっと観せられた気持ちだった。 物事が転がるきっかけも,見栄や嘘ばかりで,全然笑えませんでした。 ギターを背負いながら仕事したり,バンダナをしたまま仕事をしたり,高級ホテルのバーにキャビンアテンダントの服を着て現れたり……これらの不自然さは,舞台だったら面白かったと思う。でもこれは映像作品なので,強引な演出がすごく気になってしまう。 演出がうまくはまっていなくても,物語にやさしさがあふれていれば,面白かったと思うし, 逆に物語が見栄や嘘ばかりでも,演出がはまっていれば面白かったと思います。 フィナーレも,「ああ,フィナーレだなあ」という以上の感想がなかった。[地上波(邦画)] 5点(2017-11-27 14:44:09)《改行有》

17.  未来を花束にして 骨太な歴史映画で,面白かった。 あの頃のイギリスの女性観,家族観,労働格差,不条理を淡々と描いていて,こういうことが知れて良かった。 他の歴史知識と照らし合わせてみるのもいいし,歴史をここから知るのもまたいい。そういう歴史映画が好きです。 ある事件を最後に唐突に終わってしまうが,まとめ的な締めくくりがないのも,またよかった。[映画館(字幕)] 8点(2017-03-13 17:43:06)《改行有》

18.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 「はあ、そうですか」という印象。 冒頭のミュージカルはワクワクしたけど、その後の2人のラブストーリーはすごく普通だなあと。 最後の「あのとき、もし」というシーンは美しかったけど、「わかるわかる」とも「そうか……もしかしたら」とも思えなかった。 「あのとき、もし」なのに起こることがすべて突拍子がない。 出会ってすぐキスしないし、バンドへの誘いは軽やかに断れないのでは。一人芝居の劇場に人が入らないのは2人のせいではないのでいきなり満員になるわけない。 もちろん、すべて演出だったり元恋人との思い出を1000%補正しているのだろうけど、繊細な「あのとき、もし」ではないからその想像のストーリーに入り込めない。 これが「あのとき弱音を吐きだせたら」とか「あのとき劇場に足を運べていたら」とか、本当に起こり得た「紙一重のもし」だったらまた違ったと思います。 しかも未来の2人が2人とも大成功なので、余計にそう思う。 ミアが実家にもどってまったく違う職業についていたり、セブがバンドを続けながらくすぶっていて、その2人がもう一度出会ってその瞬間時が戻る……ならば、その後再び離ればなれになったとしても「思い出とは、一瞬だけ、叶わない夢を見させるものかもしれない」としみじみできたのかもしれない。 そういう展開をあえて外してきているのかもしれないけど、 全体的に感情移入もできないし「悪くないけど、感動はとくにない」という印象。 際立った駄作とも思わないけれど「はあ、そうですか」というのが感想の中心です。[映画館(字幕)] 5点(2017-03-13 13:38:59)《改行有》

19.  ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 うーん,つまらなくはなかったけど,わかりにくかったなあ。 ・主人公の目的や行動原理が,中盤になるまでわかり辛く,ナビゲーターとなる人がいない。 ・ピントが合わないシーンが多すぎる。視点がめまぐるしく変わるためだと思うが,何をどう見ればいいのかわからなくてとても見づらかった。 ・不思議な生物,不思議な道具,不思議な世界が魅力なのだろうけど,未知のものが多すぎて,認識しづらい。 結局は「ナビゲーター不在」に尽きると思います。 ハリー・ポッターシリーズは,主人公ハリーがその役を担ってくれたので,安心して彼と一緒に冒険できたわけだけれど,今回はいろいろ謎すぎて,理解するころにはもう終盤でした。 いろんなことを見せたかったのかもしれないけれど,欲張らずに,もっと一つひとつを丁寧に作ってほしかったなあ。 でも,世界観はとても魅力的だと思います。[映画館(吹替)] 7点(2016-12-13 18:01:26)《改行有》

20.  シン・ゴジラ 面白かった〜! 2時間があっという間でした。終わってからも,余韻が冷めやりませんでした。 冷静に考えると,いろいろご都合主義なことがあったりしますが,怒涛の展開で押し切られて,それはそれで見事なので「まいった! おもしろい!」です。[映画館(邦画)] 10点(2016-12-05 23:16:04)《改行有》

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