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クマのプーさん(1965) - やましんの巻さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 クマのプーさん(1965)
レビュワー やましんの巻さん
点数 8点
投稿日時 2004-07-28 19:10:33
変更日時 2004-07-28 19:11:12
レビュー内容
先日、近所の公民館で東映アニメの『西遊記』と2本立で上映。息子(小3)と一緒に見ました。

A.A.ミルンの原作は昔から大好きで、今でも時々、もうボロボロになった本(『くまのプーさん』と『プー横丁にたった家』)を読み返したりしています(息子は興味を示しませんが…)。そこには、ミルンの「人生の慰めをめぐるささやかな省察と啓示」が、慎ましく投影されている。プーと仲間たちの、“目の前にあるささやかな幸せ・不幸せ”に対する素直な反応には、どんどん複雑なものになってしまった我が「人生」を顧みずにはいられない。
そして、ディズニーによるアニメ映画化のこれが第1作目なんですよね? ぼくが見たのはこれ以外だと長篇の『ティガー・ムービー プーさんのおくりもの』だけなんですが、正直言ってどんな国の、どんな物語であろうと同じ「世界観」に改編するディズニ-・アニメにあって(それは、紛うことなき〈文化帝国主義〉だ)、この『プーさん』シリーズは、まだしも原作の味わいが残されているのではないかなあ。まあ、あまりにもキュートで「可愛いすぎる!」ってのは確かだけど…

何はともあれ、ぼくはあの、「あれ、ぼくなにをかんがえてたんだっけ?」と考えるプーさんの、片目をちょっとしかめる表情が大好きです。あれだけは、ディズニ-版の最大の魅力だと思う。この映画を見てからそのマネばかりやって、家族のヒンシュクを買っています(笑)
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