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タイトル名 |
奇蹟のイレブン-1966年北朝鮮VSイタリア戦の真実- |
レビュワー |
ぐるぐるさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-07-16 20:37:09 |
変更日時 |
2006-07-23 19:19:52 |
レビュー内容 |
実はワタクシ、この作品をW杯決勝戦をやってる真っ最中に鑑賞してました(わざとじゃなくて、たまたま)。何つーか、こーゆー世の中が緊迫してる時期に、こーゆー作品を観るって事自体、ゴダール的(?)というか、オツですな・・・なんて冗談が冗談に聞こえないかもしんないので、本題。■かの「パッチギ!」には、朝高生チェドキが「ワールドカップは、泣けたぞお」という台詞が出てくるのだけれど、これは正にそのチェドキが泣いたW杯のドキュメンタリー。'66年当時、西側の国々にとって未知の国であり、またサッカー後進国でもあった北朝鮮。しかし強国相手に果敢に立ち向かう姿に、イギリスの人々は次第に魅了され、熱烈なサポーターとなり、やがて北朝鮮選手との間に堅い友情が生まれる・・・弱小国である北朝鮮が強豪イタリアに勝利した、という事実以上の“奇蹟"が、ここにはある。映画の終盤、当時代表選手の一人だったパク・トゥイルはこう語る。「英国の人々が私たちを好きになってくれ、私たちも彼らが好きになりました。サッカーはただ単に試合の勝敗を決めるだけじゃないんです。どこの国へ行って試合をしても、その国の人々と仲良くなる。それが基本ではないかと思います」・・・「スポーツを通じて平和を!」なんて一昔前のアントニオ猪木みたいな考えは甘っちょろい、かもしれない。実際いくらW杯やオリンピックが行われようと、戦争や紛争は世界で絶えないし、かの国が日本に対して卑劣な行為をした事だって、勿論忘れてはいない。でもさ、そーゆー絶望的な状況だからこそ、過去にこういう「奇蹟」があった、という事実は希望の灯になり得るのだ!と僕は思う(・・・我ながら、青臭いっすね。そろそろ加齢臭も気にしなくちゃいけないお年頃なのに、臭ブレンドしてどーする)。<2006.7.23追記・お詫びと訂正>↑「朝高生チェドキが~」と書きましたが、正しくは「朝高生バンホーが~」の誤りでした~スビバセン・・・。 |
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