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家族(1970) - あろえりーなさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 家族(1970)
レビュワー あろえりーなさん
点数 7点
投稿日時 2012-03-29 03:03:15
変更日時 2012-03-29 03:06:27
レビュー内容
長崎で会社が潰れたのを機に、一家が北海道の開拓村を目指して瀬戸内海、大阪、東京、東北などを旅するロードムービー。1970年の作品ということで、個人的には自分の生まれる前の日本の街並み、日常の生活、空気感というものがそのまんま撮影されていて、記録映画として存分に楽しんでみることが出来ました。中でも、その当時先端的な生活だった団地の風景とか、万博で賑わう大阪の光景などとても興味深い(万博でお母さんが金貸しのおっさんに出会い、「ここは人類の進歩と調和の場所なんだから~」という台詞が面白い)。倍賞千恵子、井川比佐志、笠智衆のお三方が、とってもナチュラルな演技してるのも良い(元々、モデルになった移住家族を山田洋次が列車内で見かけたことが本作の始まりだそうな)。途中、赤ちゃんが死んじゃうし、終盤でもおじいちゃんが死んでしまう。ラストは凄く前向きで希望に溢れた終わり方なんだけど、でもよく考えりゃ出発から到着までに2人も家族を亡くしてるわけで、実はすごいヘビーなお話のはず。にもかかわらず、そういう重さは感じさせない。それはやっぱり、いちいちたちどまって悲しんでられないというのもあるんだろうけど、なにより高度成長期の勢いがそうさせてるんだっていう気がする。昔の人は強いっていうけれど、それはやっぱりいい意味で身軽だし、大きなうねりの中で前を踏み出せば明日はきっと良くなるって言う確かな実感があったからなんじゃないかな。ヴィジュアル的にも、そして精神的な面でも、1970年当時の日本がこれほど等身大で見られる作品を私は他に知らない。
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