|
タイトル名 |
チャップリンのニューヨークの王様 |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2013-06-12 01:09:19 |
変更日時 |
2013-06-12 01:10:10 |
レビュー内容 |
導入部から中盤くらいまでは緩慢な印象だが、委員会の動きが具体化するあたりから、急速に生々しい緊迫感がみなぎってくる(だからこそ、召喚状の送達場面などの笑わせるパートが映えてくる)。そこからむき出しに前面に出てくるのは、チャップリンその人の、自分を追放したアメリカに対する、シニカルな嘲笑と、冷たい怒り。ホースぶっかけの場面などは、「君たちなど、演説を聞かせたり、反論をぶつけたりする価値すらない」というチャップリンのつぶやきが聞こえてきそうだ。ただ、だからこそ、最後に子供がどん底までの心の傷を負わされたところでは、そのまま帰るのではなく、明確なメッセージが欲しかったところだ。 |
|
Olias さんの 最近のクチコミ・感想
チャップリンのニューヨークの王様のレビュー一覧を見る
|