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シェルブールの雨傘 - おっさんさんさんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 シェルブールの雨傘
レビュワー おっさんさんさんさん
点数 9点
投稿日時 2003-12-06 07:28:27
変更日時 2005-01-18 21:43:29
レビュー内容
先日、この作品を観終わって近所の商店街を歩いていたら、偶然この映画の有名な曲が流れてきた。映画を観た後だっただけに、実に悲しい気分になってしまった。さて、この作品は、全編通じてミュージカルで構成されているという、極めて珍しい作品である。通常ならば、俳優は台詞を「言う」ところなのだが、本作品では、台詞は全て「歌われ」るのである。多少感情が見えにくいところもあるが、別離のシーンなどはこの手法が完全にはまっているようにみえる。そして、この物語が、ワンシーン・ワンカットならぬ、「ワンシーン・ワンソング」を原則として展開していくのも興味深い。これだと、観ていて実に分かり易い。それ以外にも、この作品には褒めるべき点は多々ある。ミシェル・ルグランの音楽やら、カトリーヌ・ドヌーブやら…。でもそれは、きっと他のレビュワーの方がコメントしているだろうから、敢えて私まで同様のコメントを書くのは控えさせてもらおう。ところでこの作品、どこかで似たような設定を見た気が…と思った私が思いついたのは、そう、「ひまわり」(1970 ヴィットリオ・デ=シーカ監督)である。作った年代からすると『「ひまわり」がこの作品に似ている』というのが正しい表現になるのだろうが、とにかく似ている気がする。恋人との別離、戦争、そして再会、でも結ばれない二人、そしてまた別離。そこに流れる、一流の音楽家(「ひまわり」ではヘンリー・マンシーニ)の、心の琴線に響く音楽。なんという偶然の一致なのだろう。しかしながら、先に挙げた手法はこの作品独自のものであり、これによって「音楽」もまた「役者」の一人となり得ているという点で、この作品は「ひまわり」とは明らかに異なっているのである。だからこそ、街中でミシェル・ルグランの音楽を聴いただけで、我々は悲しくなってしまうのである。そう、あれは曲が流れているのではなく、「語っている」からなのだ。(ただ、ここまで書いてこんなことを書くのもなんなのだが、個人的には「ひまわり」のほうが泣けるので、こちらは9点にしておいた。)
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