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タイトル名 |
バラキ |
レビュワー |
へちょちょさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-06-10 23:46:57 |
変更日時 |
2006-06-10 23:46:57 |
レビュー内容 |
まず最初にハッキリしておきたいのは、本作は”実話を基にした”フィクションなのではなく、「登場人物は全て(マランツァーノもルチアーノもジェノヴェーゼも)実名であり実在の人物である」「描かれた出来事は全てバラキの告白に裏打ちされた歴史的事実である」というコト。この辺をキチンと踏まえて観ないと、本作がコッポラの「ゴッドファーザー」や深作の「仁義なき戦い」の亜流みたいな勘違いをされかねないので敢えて無粋な注釈をした次第。テレンス・ヤングは凄くムラっ気のある監督だが、本作では随所に持ち味のパンチの効いた演出を見せ実に手堅い。数少ないアタリとみて間違いなかろう。ヒゲなしブロンソンの男臭さと裏切りの苦悩を滲ませる演技も天晴れ!いわゆる「マフィア」が俗称であり、組織の正式名称が「コーザ・ノストラ」であることも私は本作から教わった。尋問を担当していた連邦捜査官と互いに利用された悲しさを共有し合うラストも余韻を感じさせて良し。8点。 |
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