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ミッドウェイ(2019) - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ミッドウェイ(2019)
レビュワー 鱗歌さん
点数 4点
投稿日時 2020-09-13 02:17:43
変更日時 2020-09-13 03:24:49
レビュー内容
映画開始早々、前置き的な描写もそこそこに、いきなり真珠湾攻撃が始まるのですが、見た瞬間に頭に浮かんだ言葉が、「リメンバー・『パール・ハーバー』」(=『パール・ハーバー』というトンデモ映画があったことを思い出せ)。
せっかく、忘れかけてたのに、ねえ。
このシーンに限らず、本作全体に言えることですが、CG主体の描写が、裏目に出てしまってます。実写では絶対に見られないモノを見せてやろう、ってのはワカルのですが、どこもかしこも、「いかにもスタジオの中です」「今、グリーンバックに囲まれてます」という雰囲気がプンプンと。
それでも演出次第ではもうちょっと、緊迫感なり、焦燥感なりを、出せると思うのですが、CGを連発するばかりではどうにもならない。真珠湾攻撃シーンでも、「襲われる側」の人間の描写はいかにも少なく、CG風味の爆発が繰り返されるばかりで、どこか絵空事。申し訳程度に、並べられた死体袋の描写などはあるものの、意図的に「悲惨さ」を抑えたかのような印象があります。逃げ惑う群衆、とか、驚きや恐怖の表情、といったイメージをもう少し前に出すだけで、だいぶ印象が変わると思うのですが。
これは、映画全般の戦闘シーンにも当てはまって、アメリカ側の中心人物が多少軽いノリで描かれるのは、仕方ない(?)としても、迎え撃つ日本兵の、やけに淡々としていること。どうしてここまで、描写から「焦り」のようなものが、排除されてしまうんだろうか。
史実を追うことに意識が向かいすぎたのか。しかしそれにしては、正直、この映画だけで戦況の流れをつかみ取るのは難しそう。戦史関連の本でもパラパラめくった方が、よほど理解できます。ドキュメンタリ調に徹することでドラマチックに仕上げる方法もあるだろうに、本作は、どうにも中途半端。魚雷から陸攻用の爆弾への積み替え、という判断ミスはこの海戦における一種のハイライトだと思うのですが、これもやけに、アッサリと。
日米両側から公平に描いた、というのがポイントのようですが、むしろ、どの国のマーケットにも受け入れられやすいように配慮してみました、ってのが正直なところなのではないでしょうか。無難に無難に描いた挙句、緊迫感まで無くなっちゃった。こういうパターンが、「中国資本アメリカ映画」の定番になっていくんですかね。
まあ、エメリッヒは、あくまでエメリッヒとして健在だ、ということだけはよくわかる作品ではありました。
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