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トーク・トゥ・ハー - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 トーク・トゥ・ハー
レビュワー 鱗歌さん
点数 7点
投稿日時 2004-11-05 00:58:30
変更日時 2004-11-06 01:01:48
レビュー内容
映画最初の方のオネーさんによる闘牛シーン、ウシとじゃれ合ってるだけに見えてしまい、ちょっとヤバいかも?と思ってしまいました。でも中盤の、オネーさん(の人形)をウシが突っつくところは、なかなかよかったヨ(笑)。それは冗談にしても、映像的に、ファンタジックな部分が(ストーリーの重苦しさを軽減する働きはあるにしても)、ちょっと妥協っぽくて気にはなりましたね。ところで。「レイプ犯はだれか?」これが鑑賞者に与えられた問題である。手掛かりはすべて与えられた。犯人は誰か? ←エラリー・クイーンじゃないっての。ちなみに私はワカリマセン悪しからず。マルコは「ベニグノは無実だ」と言っていたなあ。そうそう、ベニグノは看護の際に彼女の裸を何度も目にするし、体も触りまくり。なのに、どうやら欲情してる気配は無さそう(いや・・・ちょっとあったな)。彼女の裸体を他人の目から隠そうと躍起になったりもしない。彼の彼女への愛情は、彼女に話しかける事で示される(映画のタイトル通り)。むむむ。そういや彼女と結婚したいと彼が発言した時には、すでに彼は彼女の妊娠を知っていた。もしや「彼女が誰かにレイプされた事を隠すため」に、「結婚したい」と言い出したのではないかい??より端的に言えば、彼女を「庇う」ために。ふむ。多分結論は出ませんが(笑)。まあ何にせよ、世間から見れば、「歪んだ愛情」には違いない(でも決して、彼は彼女のために自分を犠牲にしたという訳でもない)。結局2人の人生は互いの生死の転換点においてクロスし、重なりあう事は無かった。世の中、「愛される事」なーんてのは幻想で、「愛する事」しか無いんだよ、きっと。ただそれだけで人と人は繋がりあってるんだよ。うん。
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