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タイトル名 |
ミッション・トゥ・マーズ |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-05-20 22:20:05 |
変更日時 |
2013-05-20 22:20:05 |
レビュー内容 |
珍品。冗談で作ったとしか思えない作品で、こんなトンデモ作品に出演してマジメに演技している俳優さんたちが、とってもイイ人たちに思えてきちゃいます。監督に代わってお礼を言っておきます、ありがとう。無重力の船内でプカプカ浮いてる特殊効果は確かによくできてますけどね(『スペース・キャンプ』あたりからすると、技術も進んだもんです)。しかしここまで臆面も無く『2001年宇宙の旅』のパロディ映画作らなくてもいいでしょうに(表面的には似せても、スケール感の欠如はどうしようもない)。何も“火星の人面岩”みたいな賞味期限切れのネタを出さなくてもいいでしょうに。「地球の生命の進化は宇宙人によってもたらされた」なんてのも手垢つきまくったネタだし、そもそもナルホドと納得するような話でもないでしょ(「だったら地球人のルーツである火星人は、どうやって進化したんだよっ」という疑問を持つべきでしょ。それに生命の多様化についての説明にもなってませんね、脊椎動物の進化、特に人間の進化にしか、興味が無いのでは?)。さてそれはともかく(ここまでボロクソ言っておいて「ともかく」も無いもんだけど)。主演かと思ったティム・ロビンス演じるウッディ、映画中盤で死んじゃいますね。妻のテリーがワイヤー銃で助けようとするけれど、ワイヤーがほどけていく手元のショットが挿入された瞬間、「あ、きっとワイヤーが届かないな」と思わせますね。ウッディの死の予告ですね。でも実は、ウッディが宇宙服を着る時にテリーがロケットのネックレスを外す(勿論最後にジムに渡すアレです。この時テリーはすでに宇宙服を着ているんですが、ネックレスをどこにしまってたんですかね?)、あのシーンですでにウッディの死は予告されていたのかも。いやいや、冒頭の地球上のシーンでルークと「火星で会おう」と約束するシーン、あれこそが「叶えられることの無い約束」として、ウッディの死を予告していたのかも。⇒⇒⇒脚本は色々と伏線を張って工夫しようとしてるみたいなんですけどね。どうも演出の方がそれにこたえていない感じがするんですけどね。 |
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