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タイトル名 |
座頭市兇状旅 |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2019-02-26 21:07:04 |
変更日時 |
2019-02-26 21:07:04 |
レビュー内容 |
川べりのボロ家を刺客たちが取り囲むクライマックス、このシーンだけでも、ああ観てよかったと思わせるカッチョ良さ。 と、ロケシーンも良ければ、屋内シーンもやけにキマってて。 本作、ニセ三船敏郎みたいな浪人のライバルが登場して、剣豪らしい雰囲気をビンビン感じさせますが、いやこれがホンモノのミフネだったら、どういうキャラか想像もつきそうなもんだけど、何せニセモノだけに(と、勝手にニセモノ呼ばわりしちゃってますが)、敵なのか味方なのか、好敵手なのかそれほどでもないのか、見当がつかないのが、かえって面白かったりします。 で、虚しさあふれる結末を迎えたあと、座頭市は陽気にふるまってみせながら去っていきますが、盲目である彼の手に、もはや仕込み杖はなく、一体どこへ向かって行けばいいのか、何とも言えぬ寂しさが漂います。 |
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