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マンダレイ - ポール婆宝勉(わいけー)さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 マンダレイ
レビュワー ポール婆宝勉(わいけー)さん
点数 8点
投稿日時 2006-12-09 17:26:49
変更日時 2006-12-09 17:26:49
レビュー内容
フランスの作家ジャン・ポーランが書いた作品で「奴隷状態における幸福」という序文で始まる物語があります。奴隷解放宣言により急に自由の身にされた黒人奴隷たちが、いきなり放り出された自由な環境で何をやって良いのか分からず、前に自分達を雇っていた主人たちに、もう一度奴隷にして欲しい、と懇願します。ところが、その申し出を断られた黒人たちはいきなり暴力的になり、主人やその家族たちを一家惨殺してしまった・・・・・・・・。というお話から作られたのが本作なわけですが、いや~、あのおっさん、またまたやってくれましたわ。「支配された状況にある人間」をここまで論理的に捉えたラースはやっぱり天才だ。人間が誰かの支配下にある時、支配されている人間は身体や、表現や、精神の自由を全て奪われる。そして支配する人間は支配している優越感と、好きなように出来るという力を満喫する。この時点では、支配されている人間は”被害者”で支配する人間は”悪”だ。そしてその状況を打破しようとする者、この映画ではグレースが”善”と捉えられる。それが普遍的な考えだ。・・・・・・・・・・・・でも、本当に”悪”なのは誰?本当に”被害者”なのは?支配されている人間が、自由を奪われる代わりに手にするものとは?誰でも支配されるのは嫌です。でも・・・・・・?前作『ドッグヴィル』で、俺の中に新たな人生観を植えつけてしまったラース。そして本作を見て、俺の中にまた新たな感覚が芽生えたような気がします。そう、まるでマンダレイでまた一つ新たな事を学んだ、グレースのように。そしてマンダレイを逃げ出したグレースが、たどり着いた「ワシントン」で見つけた、真の”人間”とは、果たして・・・・・・?
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