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もどり川 - 彦馬さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 もどり川
レビュワー 彦馬さん
点数 7点
投稿日時 2004-10-25 23:29:12
変更日時 2004-10-25 23:42:58
レビュー内容
ショーケン演じる歌人、苑田岳葉。大正時代を背景に、彼の天賦、情愛、狂気、退廃、それらを赤裸々にぶつけたような作品です。書道家が本能にまかせて大半紙に書をしたためるような、そんなイメージでしょうか。神代監督ですから、男女の情欲描写は手持ちカメラで、ぬるぬると、生々と切り取っていきます。関わる女性と次々と関係を持つ岳葉には、岳葉め~どこまでもてやがるんだ!という殿方の妬みが画面外から聞こえてきそうで、これが本当の映画的広がりかと思ってしまいました。人間の愛欲と死の芳香、それらを揺れる小舟にのせて漂わせる青白い雰囲気、そこに流れる赤い血、咲く花、色彩豊かながらも薄闇の中、低温なラストシーン。やや長さ、ショーケンと原田美枝子のしゃべりすぎを感じるものの、見応えあるシーンとなっております。垣間見る樋口可南子が効果的ですね~。ショーケン演じる歌人、苑田岳葉。大正時代を背景に・・・。あっ、元にもどってしまいました。
彦馬 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-02-17Gガール/破壊的な彼女65.71点
幸せのちから85.51点
2007-01-10かもめ食堂96.62点
2007-01-10スワンプ・ウォーター88.00点
2007-01-10結婚の夜87.00点
2007-01-10ガラスの脳85.12点
2006-12-12小早川家の秋97.10点
2006-12-12東京の宿76.44点
2006-12-12戸田家の兄妹98.18点
2006-12-12淑女は何を忘れたか107.73点
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