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タイトル名 |
デイ・アフター・トゥモロー |
レビュワー |
masamuneさん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2005-01-18 00:40:18 |
変更日時 |
2005-09-28 22:09:14 |
レビュー内容 |
この作品を見てナゼかしっくりこない自分に気がつく。 それは人間性とでも言うべき本質を軽視した語り手への生理的な不快感だと思う。 作品の「地球環境の問題」このテーマ自身は良い、日本人なら誰でも共感し易いはず。 だがロサンゼルスの竜巻や東京で氷が降るシーンは「人の死」を笑いモノにしてる感すら有る。 主人公はと言えば、大統領へも進言できる立場に有りながら自分の息子を救出する為に 何万人ものアメリカ人(+北半球の人々)を救う職務を放棄する始末、無責任にも限度がある。 当然 息子は助かるが、一方で何100万人も死んでいる。という悲壮感が全然無い。 ラストの異常気象の回復の早さに至っては、氷河期ではなく只の寒波だったのかと言いたい。 リアリティが有るのはC.Gだけなら、そこだけ愛知の「地球博」のパビリオンで興行したら? と言いたい。娯楽作品だからと人命軽視を黙認する様な映画には、私は共感できない。 私には奥さんのルーシー医師だけが、プロらしく素晴らしいと思えた記憶しか残っていない。 (追記)アメリカよ、今からでも遅くない「京都議定書」に調印するべきだ。 イラクで人殺しが上手に出来ても、自国の国民をハリケーンから救えない超大国など 存在する価値は無い。 |
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