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タイトル名 |
スケルトン・キー |
レビュワー |
FSSさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-08-07 18:11:44 |
変更日時 |
2006-08-08 09:11:11 |
レビュー内容 |
「憑依」とか「人格転移」というネタは、ホラーに限らず、SFでも、ミステリーでも、もちろん漫画でも、割りとあちこちで使われるものだから、オチとしての驚きや意外性はそれほど無かった。
全体的には無理なくまとまっている良作だけど、中盤までの途中経過がダラダラとしていて、ホラーとしての緊張感や恐怖感に乏しいのが欠点。ちょっとストーリー展開が「状況説明」的になり過ぎている感がある。個人的には、もう少し歯ごたえのある謎解き要素も欲しかった。
呪術の効果に説得力を持たせる上で、サスペンスやミステリーとして論理的な解釈を導入するか、オカルトとして不可知論で落とすか、という部分において葛藤がある感じで、そのため、どっちつかずで中途半端な印象になっている。
思いっきり後味の悪い終わり方も賛否両論。
傑作までには、あと一歩「何か」が足りてない。 |
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