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X-MEN:ファイナル ディシジョン - FSSさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 X-MEN:ファイナル ディシジョン
レビュワー FSSさん
点数 6点
投稿日時 2007-04-28 23:39:59
変更日時 2007-04-28 23:49:24
レビュー内容
基本的なストーリーやキャラ造形は大雑把な部分が多い。結局、三作も続けた割りに、「人類とミュータントの対立や共存の模索」という肝心のテーマがあまり深く追求されず仕舞いだったように思う。「迫害を受けるマイノリティ」と言っても、作中ではそれほど深刻な迫害を受けているようには見えないし、どの程度の割合でミュータントがいて、それが既存の人類にとってどれほど不利益や不安を与えているのかも作中からはよく分からなかった。

ミュータントの力を象徴するジーンと、その力を消去する少年の対立構造も作中で上手く活かされていない。本来は強大な「力」を持つ事の意味や、それを制御する心や「力」を失う苦悩などを、この二人を通して描くべきだった。

特にポイントとなるべきジーンの人物描写がいい加減。ラスト以外、それほど暴走しているようにも見えないし、かと言って元の人格が必死に抑えて葛藤しているような描写も無し。マグニートも自分ですら抑えられない彼女を連れて来て何をやらせたかったのか、イマイチ不明。

ラストも研究施設を潰しただけで何も進展してないし、まして相互理解にも至っていないのに、何故か問題解決したような強引な結末。

また他の人も書いているように、アクション面を見ても、ミュータントたちの「能力」の使い方(演出)が下手すぎる。外見は人間と変わらないんだから、やろうと思えば旅客機や原子力発電所の占拠、要人の暗殺といったテロ活動だって簡単に出来るはずなのに、そういう能力描写が無い。

研究施設の襲撃にしても気づかれちゃダメなのに、「吊り橋を破壊して橋を架ける」なんてハデな事をやるから、当然のように迎撃準備を取られるし、市民の生活にとって重要な橋を壊すから、「やっぱりミュータントは迷惑だ」とか「怖い」という偏見を助長するだけで何もメリットが無い。

やはり色々な能力を適材適所として狡猾に活かすような「頭脳戦」や「心理戦」がほとんど無いのが物足りない。漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンド戦の奥深さを見習って欲しい。
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