|
タイトル名 |
真夜中の弥次さん喜多さん |
レビュワー |
鉄腕麗人さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-05-05 11:17:40 |
変更日時 |
2009-06-16 12:46:57 |
レビュー内容 |
たぶん“ナニガナンダカワカラナイ”というのが、この映画を観た人のかなり正直な“感触”だと思う。ただひたすらに、ただ盲目的に、「お伊勢参り」に向かう混迷を極めたふたり。そうして彼らを待ち受ける、幾重もの混沌。“映画”として客観的にこの旅を見ている以上、そこに明確な“意味”など見つけられるはずもなく、観客さえもただただ混迷と混沌の渦の中に放り込まれる。しかし、この映画の、この物語の、このふたりの旅の“すべて”は、すべての人が味わうであろう冒頭の感触に尽きるのだ。「果てしなく深い映画」も「陳腐でくだらない映画」もこの映画の感想として正しいだろう。そう、ひたすらにこの映画は問い続ける、「じゃああんたたちのその現実は、一体どれほどに“リヤル”なんだ?」と。 |
|
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
真夜中の弥次さん喜多さんのレビュー一覧を見る
|