みんなのシネマレビュー
サウンド・オブ・ノイズ - 鉄腕麗人さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 サウンド・オブ・ノイズ
レビュワー 鉄腕麗人さん
点数 6点
投稿日時 2014-10-13 15:23:19
変更日時 2014-10-14 23:30:49
レビュー内容
“音楽犯罪映画”というアイデアは間違いなく新しく、映画ならではの娯楽性を秘めていると思う。
一方通行な芸術の過剰な追求は、時に“テロ”にすらなり得るというアプローチは、「音楽」という芸術の奥深さを表すと同時に、それに傾倒する人間、それに振り回される人間、両者を含めた社会や文化の滑稽さを導き出していた。

スウェーデンから届いたこの映画的な“新しさ”だけで、一定の評価はされるべき作品だとは思う。
ただし、その一方で登場人物たちの人物像が希薄だとも思えた。

主人公である敏腕刑事のキャラクターは立っていたと思う。
一流の音楽家系に生まれながら、生来の音痴、更には音楽を聴くと気分が悪くなるという体質を持つというキャラクターは、この題材の映画の相応しいユニークさを持っており、そんな彼が奇想天外な音楽犯罪に対峙するとうい構図は、映画的にも巧かったと思える。

しかし、その主人公以上に重要な“音楽犯罪一味”の描写が思ったよりも深まらなかった。
特にリーダー格で、映画におけるヒロインとも言えるキャラクターに今ひとつ深みが無い。
彼女が何故にこのような“音楽テロ”を巻き起こすのか、その発端となる動機が曖昧だったと思う。

「芸術の追求」と言ってしまえばそれまでだが、彼女の行為そのものが映画の主軸である以上、その理由は明確になるべきだったろうし、そんな彼女がラストの顛末を受け入れていく様もなんだか腑に落ちない。

題材が奇抜で面白いだけに、ストーリーテリングの薄さによって、それがただの“パフォーマンス”で終始してしまっているのは勿体ないと思う。
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-02マッドマックス:フュリオサ87.36点
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章77.50点
シティーハンター(2024)86.83点
2024-04-28劇場版 からかい上手の高木さん55.00点
2024-04-28ドミノ(2023)76.57点
2024-04-14名探偵コナン 紺青の拳34.30点
2024-04-09デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章87.00点
2024-03-31オッペンハイマー96.50点
2024-03-24DUNE デューン/砂の惑星 PART276.81点
2024-03-10アルキメデスの大戦86.60点
サウンド・オブ・ノイズのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS