みんなのシネマレビュー
サイコ(1960) - スロウボートさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 サイコ(1960)
レビュワー スロウボートさん
点数 8点
投稿日時 2004-02-01 11:29:44
変更日時 2004-02-02 18:03:08
レビュー内容
精神異常犯罪というテーマをここまで掘り下げて、サスペンススリラーに料理してしまう手腕はすごいですね。映画史的には、このテーマを内包した作品はこれ以前にもあったと思いますが、この作品の後、サイコスリラーが量産されたことを考えると、その価値の高さも納得です。使い古されたという感もしなくはないですが、それだけ多くの映画人がこのテーマを描いてきた証拠でしょう。シャワーシーンに顕著に示されるように、ヒッチ監督の見事なモンタージュがこの作品でも効果絶大です。カットを細かく割って、テンポを上げていく手法もありますが、この作品ではむしろ逆です。細かいカットをつないでいきながら、時間は経過させない。キャメラを何度も何度も似たポジションに戻す短いショットの連続。まるでスローモーションのように時間を長く感じさせて緊張感を出していきます。構成もいいです。主人公が死ぬわけないと考えて、安心しているところでシャワーシーンですから、「えっ。死んじゃったの?」って感じで、やっと主人公すら取り違えていたことに気付く。こんな調子ですから、最後の最後まで安心はできないというテンションが持続していきます。ノーマン・ベイツを演じたアンソニーパーキンスも名演で、テーマの先見性に目がいきがちですが、これらの「演出された」恐怖がなければ、金字塔どころか、時代に埋もれていた可能性も否定できないでしょう。もっともスリラーとは往々にしてそうゆうものなのかも知れませんが。
スロウボート さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2005-01-28御誂治郎吉格子77.00点
2005-01-19落第はしたけれど87.50点
2004-12-26下妻物語57.33点
2004-12-25大人の見る絵本 生れてはみたけれど97.65点
2004-12-14最後の人107.62点
2004-11-29ゴッドファーザー PART Ⅱ88.35点
2004-11-21いま、会いにゆきます87.47点
2004-10-30ショーシャンクの空に88.66点
2004-10-11死刑台のエレベーター(1958)86.64点
2004-10-03ヴァン・ヘルシング25.43点
サイコ(1960)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS