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ブレイブ ワン - 花守湖さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ブレイブ ワン
レビュワー 花守湖さん
点数 8点
投稿日時 2008-11-12 19:33:27
変更日時 2008-12-07 10:43:29
レビュー内容
あなたは暴力を受けたことがありますか?という明確な問いかけがありました。激しい暴力を受けた経験がある人は、もし誰かが暴力を受けている場面に遭遇したらどのように感じるか分かるでしょうか?体が震えてきます。それは恐怖じゃない、怒りで震えてくる。暴力を受けている他人に自分自身を投影させ、暴力をふるわれても「ごめんなさい、やめてください」としか言えなかった屈辱的な自分を思い出すこともある。怒りや憎しみという感情は生まれもってのものではなく、悪意を持った他人から植えつけさせられるものだとおもう。ジョディが何度も危険な場面に偶然遭遇するのは不自然だという意見が多くみられますが、それは偶然ではなく必然なのです。法治国家は建前にすぎず、現実は力の強い者が、力の弱い者を打擲する世の中だ、警察はすべての暴力に対応できるわけではない、非力な弱者は恐怖で震えているだけはなく、怒りで震えている、主人公はいつしか恐怖を怒りに変え、そのためこんだ怒りを放出するために危険な地域をさ迷い歩いていたと考えます。ラストは素直に驚いた。たとえどんな理由があるにせよ、連続殺人を犯した主人公に残された道は、みなさんもご存知のとおり、大抵の場合は、敵と相打ちの末に死んでしまうケースが圧倒的に多く、その次に多いのが自殺です。(死刑はない)つまり法律的な罰ではなく、見えない力による罰(神の裁き)を受けるのが当然という意識が、作り手にも観客にも、心の底に根強く残っている。そして主人公が死ぬことによって、彼女の行動の是非は問わないことにする、つまり死んでしまったのだから今さら何を言っても仕方ないという、うやむやな展開にしてしまう。それがなんと主人公を生かしてしまった。だから観客は主人公の「罪」をうやむやにできなくしてしまった。あえて主人公を生かすことによって「あなたは許せますか?」というキャッチコピーがはじめて意味を持ちはじめる。

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投稿日付邦題コメント平均点
2016-08-16オデッセイ(2015)96.83点
2015-10-12メイズ・ランナー85.82点
2015-08-16マレフィセント106.29点
2015-06-25ブルージャスミン06.43点
2015-06-25ゴーン・ガール106.87点
2015-01-04トランスフォーマー/ロストエイジ15.42点
2014-11-09シュガー・ラッシュ97.50点
2014-10-25チチを撮りに86.76点
2014-10-18永遠の016.27点
2014-10-05それでも夜は明ける96.50点
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