|
タイトル名 |
ウディ・アレンの重罪と軽罪 |
レビュワー |
あっしゅさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-11-03 14:26:32 |
変更日時 |
2003-11-03 14:26:32 |
レビュー内容 |
モザイク画のように、あらゆるエピソードから主題をくっきりと浮き上がらせるウディ・アレンの手法は驚異。盲目の人物は無限の視界を持っているが、眼科医の主人公は内面的には盲目である。彼の罪深く絶望的、かつ完璧な人生の物悲しさを、ちりばめられたユーモアが際立たせている。他の人物たちの滑稽な日常、失敗的人生が、逆に純粋でひたむきな人間性の尊さを描いており、真の幸福とは決して運命の巧みな操作のことではなく、全ては(もちろん、罪の重さも)心の内側にあるということなのだ。 |
|
あっしゅ さんの 最近のクチコミ・感想
ウディ・アレンの重罪と軽罪のレビュー一覧を見る
|