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時計じかけのオレンジ - taronさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 時計じかけのオレンジ
レビュワー taronさん
点数 10点
投稿日時 2003-12-23 02:41:13
変更日時 2004-02-29 03:24:40
レビュー内容
この映画はものすごく引き付けるものがある。暴力・レイプ・ドラッグ、別にこのテーマは普通に取り上げられてることが多いし別段驚きもしない。実際、初めから警察に捕まるまではドラッグやってハイになり暴行に及ぶことは他の映画でも良くあるし、そこからレイプやセックスってのも普通にある。ただ、そこまでで他の映画と違ったのはレイプやセックスの撮り方が他の映画と異なっただけだと思う。捕まってからも別段特殊な所は無い、ところがその後の治療から引き付けられた・・・彼は治療中暴力を見せられて「吐き気がする」と言いはじめたのだ。それからはずっとこの『吐き気』が気になった。暴力なことを考えたら吐き気、吐き気・・・今まで快楽であったものが吐き気に変わる、どんな心境なんだろうか、とても気持ち悪いに違いない・・・吐き気、吐き気。その後、話は進んで彼に罰が下り始める。そんなのは別にどうでもいい、それは良くある話だしつまり前半の逆にしか過ぎないから。だけど、作家に復讐のため第九を聞かされた時の彼の苦しみ方、また吐き気、最後に死を選んだ。その後のことはぶっちゃけどうでも良い、死のうが死ぬまいが治ろうが治らまいが。この作品では道徳とか善悪とか戒めとして見る事も出来るが俺はそういう見方はどうでも良く『吐き気』と『クラッシック』として見た気がする。なぜなら彼にとってもっとも好むものが吐き気という最もおぞましいものとなった時点で彼には好むものが無くなったからだ。これは逆説だ、治療して良い人間になったハズが何も無くなったのだから。ここから更新:映画は見る人によって評価が異なるがキューブリックの作品はキューブリックが映画の中で自分で自分の評価を必ず下す。重要なのは問題提起では無く美しさなのかもしれない。それは絵や音楽と同じ芸術であり、決して他人に共感を与えるラブソングやマンガなどではないのだと思う。
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投稿日付邦題コメント平均点
2009-08-28ハゲタカ85.46点
2007-11-13ボーン・アルティメイタム87.47点
2007-11-11パーフェクト・ストレンジャー(2007)34.38点
2007-11-11セルラー87.09点
2007-11-11キサラギ97.52点
2007-11-09ボーン・スプレマシー86.52点
2007-11-09ボーン・アイデンティティー86.24点
2007-08-06レミーのおいしいレストラン86.66点
2006-11-06超劇場版 ケロロ軍曹66.42点
2006-10-29DEATH NOTE デスノート(2006)75.67点
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