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タイトル名 |
大地(1937) |
レビュワー |
The Grey Heronさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2021-05-29 00:59:53 |
変更日時 |
2021-05-29 01:41:37 |
レビュー内容 |
名著原作未読。オスカー受賞異議無しのルイーゼ・ライナー演ずる女の一生が描かれています。夫に「大地はお前だった」と言わしめる土地に対する意地を貫き通した生き様をあの桃の木が表しているようで鳥肌が立ちました。ただ、野暮な事を言うようですが、乞食に身をやつしていたのが、内乱の最中宝石を拾った事をきっかけとして大地主への道を歩むのに、今で言えば宝くじ1等当選したようなもので何だかなぁとひっかかるところであります。 「民族の精神は底辺の人々の生活に、より顕著に表れる。この中国の農民の物語に見い出せるのは、中国の魂……つつましさと勇気、古い伝承と明日へのたゆまぬ努力である」冒頭の一文偽りなしな内容の昭和12年製力作です。 蝗害の恐怖が生々しい映像も桃の木同様に忘れ難い。 |
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