みんなのシネマレビュー
みな殺しの霊歌 - イニシャルKさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 みな殺しの霊歌
レビュワー イニシャルKさん
点数 7点
投稿日時 2012-08-02 19:07:53
変更日時 2023-06-28 22:15:45
レビュー内容
東映で活躍していた加藤泰監督が松竹でてがけたサスペンス。主演が東宝の佐藤允で演じるのが連続殺人犯というのもあまり松竹っぽくないが、実際、殺人事件のシーンではかなりショッキングに描かれており、モノクロ画面も手伝ってリアルに感じる。ただ、五人の女たちを次々と殺していく男の動機がラストに明かされるが、陰惨な連続殺人事件の動機としてはちょっと弱さを感じる部分もある、しかし、それ以上に見ごたえがあるのが、互いに過去に人を殺めたことがある男女、佐藤允演じる主人公・川島と彼が偶然立ち寄った食堂で働いていた倍賞千恵子演じる春子の重々しいドラマだ。この二人の哀しみがとてもよく描けていて加藤監督がこの映画で描きたかったものは連続殺人事件の凄惨さではなく、やはりこの二人の人間ドラマだったのではないか。ただ、90分の間に少し詰め込みすぎたような印象もあり、そこはちょっと残念。倍賞千恵子は「霧の旗」でもさくらとイメージの全く異なる悪女役を演じていて幅の広さを感じたが、本作でも哀しい過去を持つヒロインを演じていて、この映画の翌年に始まる「男はつらいよ」シリーズで世間一般にさくらのイメージが浸透してしまったのはもったいなかったのではないかと感じる。しかし、やはりさくらのイメージが強いからか今になって見るとヤクザな実の兄を殺して現在執行猶予中という設定に違和感を感じるのも事実だ。暗く重い映画だが、山田洋次監督が構成で参加しているためかどうかはわからないが、のちに「男はつらいよ」シリーズのレギュラーとなる面々も何人か登場しており、痔もちの年輩刑事を演じる松村達雄もくすっとくるが、クリーニング屋のおやじを演じる太宰久雄はどこから見てもタコ社長にしか見えず登場するだけで笑える。
イニシャルK さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-09映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 202176.60点
2024-05-30特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER<OV>66.00点
2024-05-20フットルース66.51点
2024-04-30ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー66.78点
2024-03-28劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト55.30点
2024-03-18決算!忠臣蔵76.17点
2024-03-10花よりもなほ55.71点
2024-03-03小早川家の秋87.10点
2024-02-18秋日和87.34点
2024-01-28竜とそばかすの姫55.30点
みな殺しの霊歌のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS