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タイトル名 |
春にして君を想う |
レビュワー |
ひのとさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-10-12 05:22:55 |
変更日時 |
2004-10-12 05:22:55 |
レビュー内容 |
眼前に茫洋と広がる霞む大洋。それは現実でありながら同時に、老境の心象風景のようで。私にはまだ、現実と夢との間に確固とした境界線がある。でも老境に立ち、生からの分離を目前とした者にとっては、現実と夢の境界線は、私が思うよりも無価値で無意味なものなのかも知れない。2人の老人のこれは紛れもない現実で、でも同時に1つの夢のように思えた。人生はいつか終わるし、夢もいつか醒める。その両者に、何の違いがあるのか、と。 |
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