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タイトル名 |
母なる証明 |
レビュワー |
SUMさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2009-11-11 23:32:33 |
変更日時 |
2009-11-11 23:32:33 |
レビュー内容 |
母の強さは正しさなのか。何にせよ、ポン・ジュノの映像から役者の演技の引き出し方から見事。
狂気の愛である。しかし、普遍の愛でもある。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』から10年近く。ダークが完全にファンタジーであるのに対して、本作はどこまでリアルなのか。
いや、警察の見込み捜査もひどいもの。ジンテもわけがわからない。そこがつっこみどころなのかリアルさなのか、微妙な綱渡り。そのバランスの結果、思わせぶりで先に進んでいく。
結局の所「唯一の真実」はそれほどはっきり描かれないので、標準的な解釈以外の解釈の余地が残ってないわけではない(真犯人は本当は誰なのか?)。しかしながら、「標準の解釈」で良いのだろう。この辺りのバランス感覚がミステリー演出の妙なのだろう。
そして、踊る。トリアーを意識したものなのか?いや、韓国人は良く踊るのである。あのようなシチュエーションで踊るというのは、見事な演出としか言いようがないのであるが。
イ・ビョンウの音楽も・・・。OSTを買うかな。 |
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