|
タイトル名 |
イル・ポスティーノ |
レビュワー |
ETNAさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-12-27 18:19:24 |
変更日時 |
2003-12-27 18:19:24 |
レビュー内容 |
TVでイタリアやフランスの紀行モノ番組なんかを見ていると、ものすご~く田舎でチーズ作ったりしてるおじさんが「ウチの村が世界一。」みたいなことを誇らし気に言っていたりすることがある。きっと一生この人は海外旅行なんか行ったりしないんだろうなあと思うけれど、なんだかうらやましくなる。この映画の主人公は貧しい島に生れたことを悲観していたけれど、詩人との出合いによって、詩とともに美しい故郷を愛する気持ちというかけがえのないものを受け取ったような気がする。ラスト近く、詩人に向けて吹き込んだテープに、故郷の美しい自然がかなでる音を録音しているくだりで涙、涙。マッシモ・トロイージが、俳優じゃなくて本当に現地に住んでるしょぼいにいちゃんに見えるのもすごい。 |
|
ETNA さんの 最近のクチコミ・感想
イル・ポスティーノのレビュー一覧を見る
|