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フロム・ダスク・ティル・ドーン - 九寨溝さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 フロム・ダスク・ティル・ドーン
レビュワー 九寨溝さん
点数 0点
投稿日時 2024-01-03 19:18:20
変更日時 2024-01-03 19:27:57
レビュー内容
前半は、良質なサスペンス。善良な親子がとつぜん凶悪犯に目をつけられてしまい、人質になりながら国外逃亡を無理やり手伝わされる。
果たして親子は途中で殺されてしまわないか、仮に成功したとして無事に解放されるのか。先を読めない展開に目が離せない。
子供を守ろうとする父親(H.カイテル)と、イカれた犯罪者兄弟(クルーニー、タランティーノ)の熱演、掛け合いがすばらしい。
しかし後半は、話の趣が完全に一転する。人々が唐突に吸血鬼・モンスター化していき、ハチャメチャの殺しあいをするSFスプラッタホラー。

後半部分が非常につまらない。アクション、メイク、展開、すべてがチャチ。血しぶきや内臓が激しく飛び散るが、コミカルなメイクとノリのせいでグロくも怖くもない。
カイテルとクルーニーの熱演は後半部分でも素晴らしいが、逆に存在が浮いてしまっていた。

フィクションとはいえ、親子の命運がどうなるかハラハラして前半観ていたのに、SFになった途端どうでもよくなる。
途中からSFホラーになるような前兆は途中までまったく感じさせなかったが、ホラー好きが満足するような味変でもないので、斬新とも思わなかった。

史上最低映画と評される『死霊の盆踊り』でさえ見どころがあるだけにレビューしたら1点はつけると思うが、
この映画は前半の見どころ(ストーリー)を後半で完全に打ち消してしまったので、それ以下だと思う。
前半が8点、後半はマイナス8点。結果的に2時間が無駄になった。

20年近くJTNEWSでレビューしていなかったが、これは投票所に行かなくてはと思わされた内容だった。
九寨溝 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-01-03フロム・ダスク・ティル・ドーン06.75点
2010-06-27フォレスト・ガンプ/一期一会107.38点
2008-05-03ノーカントリー106.42点
2006-03-03レインマン97.40点
2005-05-06活きる107.45点
2004-12-31もののけ姫106.49点
2004-11-27鬼が来た!107.76点
2004-10-28八仙飯店之人肉饅頭75.19点
2004-10-28ミスティック・リバー106.33点
2004-06-26バトル・ロワイアル65.45点
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