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タイトル名 |
きみに読む物語 |
レビュワー |
サラウンダーさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2008-12-31 22:44:21 |
変更日時 |
2008-12-31 22:46:07 |
レビュー内容 |
アメリカの脚本術を記したホームページに取り上げられていたことをきっかけに観た。 脚本の構成の概念にミッドポイントというのがあり、それはその名のとおりほぼ中間地点にあるターニングポイントのことを言い、この作品もそれが当てはまるというもの。 この作品では、そこである秘密が明らかになる。 それが明らかになることで、過去の ラブストーリーの結末、そして、現在の老いた男女の結末がらせん階段のようにからまりながら、ラストに向かって展開していく。ドラマとは何か? ラブストーリー とは何か?ということを究極まで突き詰めた傑作だと思う。なぜドラマや映画をおもしろいと思うのかといえば、そこに何らかのミステリーやサスペンスが含まれているからであり、それはラブストーリーも然りである。ラブストーリーは、恋愛そのものが サスペンスであり、その決着はミステリーだから続きが観たくなる。この作品は、 それが もうひとひねりされていることで、ラブストーリーを超えたドラマの面白さを味わえる。
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