|
タイトル名 |
ぼくは怖くない |
レビュワー |
コーヒーさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-12-23 14:35:54 |
変更日時 |
2004-12-23 14:35:54 |
レビュー内容 |
物語の始まりは牧歌的な風景、楽しそうに遊ぶ子供たち、暖かい共同体としての小さな村。主人公のマケーレが穴をのぞいてしまってから舞台は大きくその様相を変える。その変化の表現が見事である。それまで安心できる広大な草原や村、家という存在が急に不安の象徴となる。それまでボーっと眺めていた観る側がハラハラ感、不安感を常に持ってのめりこむようになる、という仕組みである。もちろん飽きさせない装置(少年たちの交流、友人の裏切りなど)も満載である。本作は、誘拐事件を常とは異なる視点から切り込み、その中で少年の勇気、成長を描ききった快作といえる。 |
|
コーヒー さんの 最近のクチコミ・感想
ぼくは怖くないのレビュー一覧を見る
|