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タイトル名 |
東京ゴッドファーザーズ |
レビュワー |
ひろすけさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-02-05 18:20:14 |
変更日時 |
2004-02-05 18:20:14 |
レビュー内容 |
宮崎アニメを批判するようでは、もはや非国民的な扱いを受けそうになる今日、僕は公然と「いや、そんなにすごいとは思えないんだけど」と言ってしまうのですが、この作品を観たときは、思わずうなってしまいました。やっぱり日本のアニメはジブリオンリーではないなぁと当たり前のことを再確認。ストーリーは3人のホームレスが赤ん坊を拾うという、別に世界最終戦争が終わって・・・とかではなく、なんてことない普通の話なんだけど、その「なんてことない話」に自分は弱いです。アニメは、とかく壮大な話になりやすいです。特撮技術も要らないし、思いつきで地球を壊すこともできる。だけどテーマが大きくなればなるほど、胃がもたれて消化不良に感じるし、肥大化したテーマ自体がインフレをおこしているような印象を受けるのです。でもアニメーションって、このようにほのぼのしたもので充分なんですよね。充分なんだけど「程よい充分」というのは、心地よさを求める映画の楽しみ方とすれば「完璧」なのです。 |
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