|
タイトル名 |
イルマーレ(2000) |
レビュワー |
港のリョーコ横浜横須賀さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2005-07-21 10:16:43 |
変更日時 |
2007-07-20 14:28:38 |
レビュー内容 |
手紙は、本当に素敵な通信手段だと思う。 私は高校時代に遠距離恋愛をしていて、よく恋人と文通をしていました。 当時は既に携帯メールも普及していましたが、彼が 「手紙に今の俺たちを残そう。手紙なら、きっと普段以上にお互いに素直になれる」 と言ったのですが、彼の言う通り、そこにはお互いの確かな想いがあった気がします。
手紙は想像力と理解力が会話以上に要求されると思うが、 その行為こそが既に「相手を思いやっている証」でもある気がする。 自分と相手をシンクロさせ、相手の立場になり、想いを馳せ、 そして言葉の一つ一つに込められた言葉を汲み取っていく。 メールのような機械的な文字でなく、それぞれの個性が確実に出る手紙だからこそ、 顔すら知らない相手でも互いに惹かれ合ったのだろう。
想いが込められた言葉は『言霊』となると思っていたが、 主人公の二人がこの先も二人で言霊を育んでいこうとするラストが素敵だと思った。 |
|
港のリョーコ横浜横須賀 さんの 最近のクチコミ・感想
イルマーレ(2000)のレビュー一覧を見る
|