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旅情(1955) - くなくなさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 旅情(1955)
レビュワー くなくなさん
点数 9点
投稿日時 2005-10-02 11:45:53
変更日時 2009-03-09 13:07:50
レビュー内容
ベニスは綺麗だなあ。ヘップバーンは演技上手いなあ。イタリア男はミもフタもない言い方の口説きするなあ。と、感心して観ていました。浮気や不倫をあそこまで堂々と健康的に演説されたら、反論するエネルギーが勿体なく感じてしまう。息子も父は貴女に夢中なんて、さらっと言うし、マウロも将来有望そうだし、ベニスという町がそうさせるのか、大方のイタリア男性がそうなのか知りませんけど、ともかくこの映画のおかげでゴンドラとラビオリのイメージが180℃変わりました(苦笑)。
ところで、日本ではヘップバーンといったらオードリーですが、アメリカじゃキャサリンだそうです。確かに美人じゃないけど、日本人の私にも解るほどの流暢な英語の発音、寂しい時の演技、足の組み方やブラッツィと踊っているときの指先や表情、この時ヘップバーン48歳だったそうですが、彼女が可愛く見えてしまったほど、べらぼうに上手いです。一方のロッサノ・ブラッツィは39歳、ヘップバーンの脚線美を見る目がいやらしくて(すみません。)、はまり役でした。手に出来なかったクチナシや1つだけのゴブレットに象徴される、実を結ばない恋に共感するか、一歩引いてしまうかは観る人次第ですけど、スパッとした別れの言葉のタイミングの見事さと潔さには、引き込まれてしまうと思います。そして、ベニスの美しい映像とありきたりのメロドラマがこれだけマッチして、名画になった例はまずありません。ただ、やっぱりこの映画は、ちょっと年を経て、年代の差を実感するような年齢になったらお薦めします。ああ、この映画の味をわかる年になったんだなあ。と寂しさが混じった感慨の心ひとしおになれます。まあ、無理にとは言いませんが(笑)。
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