みんなのシネマレビュー
マイノリティ・リポート - ザ・チャンバラさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 マイノリティ・リポート
レビュワー ザ・チャンバラさん
点数 5点
投稿日時 2009-12-31 16:31:59
変更日時 2009-12-31 16:31:59
レビュー内容
見せ場のキレはさすがスピルバーグで、犯罪予知局の活躍が描かれる冒頭から最高でした。本作には印象に残るアクションが多く、しかもただ勢いで押すだけの代物ではなくアイデアとテクニックに溢れたもので、この人は現代における最高の映画監督であることを再認識させられます。緊迫した逃走劇の間にはドリフみたいなギャグまで入っていて、どういう目的でこんなギャグを入れてきたのかはサッパリわからないものの、意味不明なギャグを入れてもなお見せ場の緊張感を維持しているスピルバーグはやはりタダモノではないなと、おかしなところでも納得してしまうわけです。他の近未来SFとはかなり雰囲気の違う未来社会の描写も面白く、細かいところにまでかなりこだわって作られています。トム・クルーズ、コリン・ファレル、マックス・フォン・シドーはそれぞれよくハマっており、特にコリン・ファレルは初の大作にも関わらずトム・クルーズ以上の存在感を放ち、役者の使い方もバッチリです。。。問題を感じたのは脚本で、二転三転どころか五転も六転もする展開はさすがにクドすぎです。読む分には面白い脚本だったのでしょうが、映像化するにはちょっと捻りすぎかなと。SFアクションの横軸としては複雑すぎるプロットで、アンダートンの目指すべき方向がもっと分かりやすい話にした方がよかったと思います。また、これだけ複雑な陰謀論をバックにしてしまうと、首謀者側にとってかなりのご都合主義になってしまうのが宿命。デ・パルマ作品をも超えるようなウルトラC級の犯罪計画は説得力に欠いています。アンダートンを殺人犯にでっち上げ、それをプリコグに予知させるという計画なんて、一体どうやって仕組んだんだよと。。。サスペンスを映画の核にはせず、まだ犯していない罪で人を罰することが正しいのかという倫理的な問題を掘り下げる話にした方がよかったんじゃないですかね。ここでスピルバーグの不思議なところは、「ジュラシック・パーク」の時もそうでしたが、科学と倫理というテーマからはなぜか逃げようとするんですね。この人は映画で哲学を語ることに懐疑的なのか?それともテクノロジーを批判する話が嫌いなのか?科学と倫理なんてテーマは陳腐だから、今更そんなことを取り上げたくないのか?前述のギャグもそうでしたが、時折意味の分からない行動をとる巨匠なのです。
ザ・チャンバラ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。55.58点
2018-07-17オールウェイズ46.46点
2018-07-09黒い家(1999)74.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー47.43点
2018-07-04復讐するは我にあり76.67点
2018-06-26愛と死の間で34.85点
2018-06-26スイッチバック46.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻87.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ266.23点
2018-06-18危険な情事76.47点
マイノリティ・リポートのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS