みんなのシネマレビュー
ハナミズキ - ユーカラさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ハナミズキ
レビュワー ユーカラさん
点数 4点
投稿日時 2010-08-29 22:01:41
変更日時 2012-03-31 23:54:55
レビュー内容
『涙そうそう』に続いて有名楽曲をモチーフにしたアイドル映画だが、
安易な死を用いた泣かせ志向の脚本も相変わらずである。

ヒロインの生活感や身体感覚の欠如ぶりも初作『いま、会いにいきます』から全く進歩がない。新垣結衣はプラトニックな世界で単に物語に沿った喜怒哀楽の表情演技を見せるのみである。


たとえば「稲荷寿司を既に食べてしまった」というやり取りが象徴するように、この映画で彼女がまともに食事するシーンはほとんど無い。この映画に限ったことではなく、現在の「アイドル」映画の一般的傾向で、寝・食という非物語的かつ非アイドル的行為は説話的経済性と女優イメージ保護からか真っ先に映画のシーンから排除される。
結果的にヒロインは人間味を欠き、浮世離れする。

実際は物語的には無意味にみえる日常的な食事こそふとした人間味を露呈させる生活行為であり、優れた演出家は人間描写として食事シーンを決して疎かにしない。
ヒロインの実在感の希薄さ、人間性の欠如の一因は心理の説明不足などではなく、演出家の身体行為に対する感覚の欠如に由来するというべきだろう。

その点、生田斗真の朴訥とした所作と方言と労働ぶりはまだ共感性が高い。

原曲のモチーフとはいえ、甘い恋愛ドラマのお飾り程度に9.11やら戦場カメラマンを利用する安直ぶりも気になる。
ユーカラ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-02-14キリエのうた26.20点
2018-03-11坂道のアポロン56.00点
2018-02-28シムソンズ77.41点
2018-02-28空海 KU-KAI 美しき王妃の謎54.85点
2018-02-25リバーズ・エッジ55.33点
2018-02-24キングスマン: ゴールデン・サークル76.37点
2018-02-18グレイテスト・ショーマン97.34点
2018-02-18羊の木76.00点
2018-02-18マンハント(2017)54.70点
2018-02-07不能犯54.36点
ハナミズキのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS