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網走番外地 荒野の対決 - Tolbieさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 網走番外地 荒野の対決
レビュワー Tolbieさん
点数 5点
投稿日時 2013-03-09 10:59:09
変更日時 2013-03-09 10:59:09
レビュー内容
 予告編で「西部劇」と断言しちゃってるくらい、西部劇である。北海道が、どこの西部なのかは判らないが。
 それはさておき。

 中々、それらしい西部劇だ。雄大な自然と北の果てという設定が、日本なのにちょっとだけ、無法の世界らしく見せている。もちろん舞台が日本だから、腰にリボルバーと言う訳にはいかない。狩猟用のライフルを持っているのが精いっぱいで、誰でもみんなが持っている、というものでないのが、物語上の抑制にもなっている。最後は結局、長ドスというのも、このシリーズらしい。

 物語は、本家アメリカの西部劇にもありそうな、牧場主のイザコザの話。今作で虐められる役は、人間ではなく馬。イイモンの牧場の馬がたくさん殺されて、大原麗子がオイオイと可愛く泣くと、健さんも我々も怒り頂点。網走帰り連中が殴りこむわけだが、どうも「こちら側」が強すぎに見えるのが、難と言えば難。それと、ライバルと思われていた杉浦直樹が、結局こっち側というのも、イマイチの原因か。
 しかし、最後さあ、健さん。「ヤツ」が撃つ前に、権田の首を叩き落としちまえば、ヤツの撃つ理由も無くなって、すっきり丸く収まったんじゃねえか?そうすれば健さんももう一回、網走に戻って(多分)次の作品につながるし。
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