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| タイトル名 |
歌行燈(1943) |
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| レビュワー |
青観さん |
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| 点数 |
7点 |
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| 投稿日時 |
2009-12-10 21:55:47 |
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| 変更日時 |
2009-12-10 22:16:06 |
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| レビュー内容 |
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| 何だろう？この不思議な感じのする作風は？何だか成瀬映画を見ているというよりは溝口健二監督の映画を見ているような錯覚を起こす。それは全てにおいて力強い感じが漂う。芸に生きる男と女、話としての面白さを楽しむ映画というよりは俳優の演技を見る映画である。出演者の演技が皆、素晴らしい中で特に山田五十鈴の演技は凄い。舞の場面のなんたる迫力！ただただ圧倒されました。成瀬作品らしからぬ雰囲気の中にも常に女の美しさと力強さとを難なく描き切るところは凄い監督であることを認めつつも成瀬作品としては普通の出来栄え！（好みという意味でも８点以上は付けられない）普通と言っても７点レベルには達している所は並みの監督とは大違いである。これ、はっきり言って下手な監督、下手な脚本家に下手な俳優なんだかもよく解らないような人が演じていたら駄作間違いなしに終わっていたであろう！やはり映画は良い監督と良い脚本、そして、良い役者が揃ってこそ良いものが出来上がると言っていい。成瀬巳喜男監督の映画を見ているとそう思わずにはいられないのである。成瀬巳喜男監督だからこそ傑作に成り得た映画がいったい、この世に幾つ存在することか？いずれにしてもこの映画も成瀬巳喜男監督だからこその映画であることだけは間違いない。 |
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