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タイトル名 |
ウォルター少年と、夏の休日 |
レビュワー |
レインさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-12-12 19:16:19 |
変更日時 |
2009-05-13 05:49:24 |
レビュー内容 |
「ビッグ・フィッシュ」のカラフルなカーペットに対して、枯れた草原の風情のこの作品。今回は監督も務めるT・マッキャンリーズのテーマは「老兵は死なず」か?と思えるほど、父なき子、広漠たる風景、かつては武勇で鳴らした兵(つわもの)の構図は前作「アイアン・ジャイアント」にも通じる。心の儘に生きて老いた今、何かが足りなかった老兄弟と、母親に振り回され居場所のなかった少年。ハブの信念についての力のこもった言葉にはウォルターでなくても引き込まれるだろう。紙芝居のような昔話の映像もどこかのんびりとした温かみ。この風変わりな共同体を家族と呼ぶかどうかはどうでも。成長し漫画家となったウォルターの絵に刻まれた日々がすべてを語って。 |
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