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タイトル名 |
サブウェイ123 激突 |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2009-09-07 18:27:50 |
変更日時 |
2009-09-07 18:30:10 |
レビュー内容 |
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの対決はアクションを伴うものではなく会話劇で、しかも面と向かわずになされるのですが、その攻防の緊張感が何とも凄く、むしろ二人が顔を会わせて直接対決が開始されるあたりからの方がつまらなくなります。しかもこの会話の内容というのは知的攻防戦と言う程でもないのに、ピリピリの状況にしてしまっているあたりがトニー・スコット監督の手腕でしょう。デンゼルとトラボルタ以外の人物は基本的に呑気で軽口をたたいているのですが、そのイイカゲンなシーンを挿むことによって二人の対決と地下鉄内の緊迫感をより高めていますし、いささか乱暴な見せ方ではあるものの時間を絶えず提示することによって圧迫感を生み出しています。 それから最後に市長の車の申し出を断り地下鉄で帰宅するシーンのデンゼルの晴れやかな表情が素晴らしく、感動的ですらあります。地下鉄の人間模様を巧みにちょこちょこ見せながらも深入りせず、これを106分でまとめあげてしまったスピード感も良い。 |
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