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タイトル名 |
パンチドランク・ラブ |
レビュワー |
パブロン中毒さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-12-13 14:18:44 |
変更日時 |
2008-12-13 14:26:33 |
レビュー内容 |
冒頭から約10分ですでに退屈感を覚える。主人公らしき男性が倉庫の中で何をやっているのか読もうとしても読めないようになっているし、出たら朝焼けで車を持ち込んだ女性に捨てられたオルガン、というところから何を期待し、何を読めばいいのだろ。 口うるさい7人の姉たちの登場やパーティでのガラス割り、シュリンクという言葉が出た段階で、「心理ドラマ」で笑わせてくれるのかと期待が芽生える。 でもバリーはシュリンクには行かなくて、唐突に話はテレホンセックス詐欺へと急激な舵を切る。 テレホンセックスで社会保障番号やらカード番号を答えるのも有りえないならチンケな元締め(役者だけは豪華でホフマン)が子分を寄越すのも有りえなくて、せっかくの「姉の重圧に悩めるバリー」や「高齢の独身女」というリアリティのあるキャラはぶちこわしになってしまう。 そうかこれはリアリティは関係ないうえに誰かの心理に感情移入をして見るタイプの映画ではないのだな、するとどうやって見るのが楽しめるのかな、と考えてもよくわからない。 前半でバリーにプレッシャーをかけて、最後に爆発させて爽快感を味わう、というには中途半端な暴れぶりだと思う。プレッシャーの部分にしたって、姉との接触が不足しているから姉たちにいじめられる快感も充分でない。 どうせテレホン詐欺のエピソードは、狙われるバリーというシチュエーションにしたいがためのご都合から出ただけではないか。それにしてもこんなミエミエなご都合でいいのか。 全部が中途半端ですごく気持ちが悪くなるといったら言い過ぎかしら。失敗作というのが最もしっくりこないだろうか。 |
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