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壁男 - 目隠シストさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 壁男
レビュワー 目隠シストさん
点数 5点
投稿日時 2019-10-25 23:44:40
変更日時 2019-10-25 23:44:40
レビュー内容
『壁男』の定義とは、①壁の中にいる人。②壁から壁へと移動できること。以上の2点。都市伝説としては、些か難しい設定だったと思います。やはり弱点は“イメージし難い”こと。例えば『口裂け女』なら初耳でもビジュアルが浮かぶでしょう(まんまネーミング)。しかし『壁男』と言われても、何だかぼんやり。さらに、物理法則を無視した特性ゆえ生物説はハナから否定されます。必然的に妖怪か幽霊の類となるのでしょうが、不気味ではあっても人に危害は加えない様子。リアリティも無ければ恐怖も薄いと。身も蓋もない言い方ですが、社会現象となるほど大衆の興味を惹く題材とは思えないのです。この事は、本作の観客にも当てはまります。ピンと来ない与太話と、何故かそれに魅入られていく主人公。彼に感情移入する仕掛けもないため、観客は男の“独り相撲”を傍観するのみ。少なくとも恐怖を味わう趣向のホラー作品ではありません。本作のアプローチはもっと観念的というか哲学的でした。内と外を別けるもの=壁。中間にある視点。壁男とは一体何者か(何の暗示か)という問い掛けです。観客それぞれが『壁』の意味を考え、『壁男』の正体を探る作業を期待されます。ただしそれを求めるなら、もっと“面白くしてよ”と思うのです。お題とヒントの提示だけで食い付くほど、観客はお人よしではありません。不味い料理、正確に言うなら“美味しそうに見えない料理”には箸をつけません。仮にそれが食べたら美味い料理であったとしても、です。これが贔屓のシェフや有名シェフならば、また話は別だったりしますけども。画作りで目を引いたのは、壁一面の様々な文字。主人公の病み具合が伝わるナイスな演出で、ホラーテイストも申し分なし。でもランダムだから壁男さん絶対迷うでしょ。そもそも広域過ぎて鈴の音を目で追うのは無理なんでは?単純にキーボードの投影で良かったんじゃない?そんな野暮なツッコミを入れてしまう時点で、私が本作にハマっていない事がバレバレなのであります。結論。「和製サスペンスホラーとして異色。言いたい事は解らなくもないが、如何せんマニアックで間口が狭く、大半の観客は『何だかよく分からないものを見みさせられた』で終わる可能性大」です。
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