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キャスト・アウェイ - 目隠シストさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 キャスト・アウェイ
レビュワー 目隠シストさん
点数 8点
投稿日時 2021-06-25 18:54:56
変更日時 2021-06-25 18:54:56
レビュー内容
個人的に『無人島漂流もの』は大好物です。小説『ロビンソン・クルーソー』『15少年漂流記』、アニメ『不思議な島のフローネ』に、子供だった私は心を奪われました。映画なら『青い珊瑚礁』『ブルーラグーン』『漂流』『東京島』、奥山佳恵デビュー作の『15少女漂流記』は鑑賞済みですし、ついでにいうなら『電波少年』の無人島企画や『アイアム冒険少年』の脱出島なんかも楽しく観ています(もっとも、事前準備があるものは『漂流』ではありませんが)。そんな無類の『無人島漂流もの好き』の私ですが、超メジャータイトルの本作は、長らくスルーしてきました。あまりにオーソドックスな設定故に、『ロビンソン・クルーソー』なら知っているし「後でもいいかな」と感じていたからです。今回本作を鑑賞した経緯は、二女が絶賛ドハマり中の『呪術廻戦』でウイルソンネタがあったから。本作未見の私でもウイルソンは知ってたので、“一般教養”として観ておくべしと、二女と一緒に本作を鑑賞した次第です。
設定こそ予想通り『ザ・無人島漂流もの』でしたが、肝心のサバイバル描写は些か物足りないものでした。特に「住居の確保」「水の確保」でもう少し見せ場があっても良かった気がします。おそらく物語の焦点は、刺激的な『無人島生活』よりも、ある意味地味な『生還後の人生』にあるのでしょう。戦死したはずの帰還兵の婚約者(妻)は、既に別の人と結婚していたという、戦中戦後の日本を描いたドラマでよくみる例のパターンと一緒。非常に遣り切れないお話ですが、結論的には「それでも生きていくしかない」訳で、もっと広義の『サバイバル術』を描いた映画であったと考えます。サバイバルで真に必要なのは『生きたいと願う気持ち』。それは心の拠り所から生まれるもの。恋人、家族、仲間、仕事、趣味、宗教。何でも構いません。主人公の場合は「恋人」「ウイルソン」「配達物」の3つの拠り所のお陰で自死を免れました。
ラストシーン。何もない十字路の真ん中で主人公は佇みます。まるで大海原にいるような。そう、彼はもう一度『漂流』するのです。もう「恋人」も「配達物」もありません。唯一手元に残ったのは“実在する親友”「ウイルソン」のみ。目的が定かではない分、今度の漂流は長く険しいものになるかもしれません。きっとウイルソンがその役目を終えた時、彼の二度目の漂流が終わるはずです。
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