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アルカナ - 目隠シストさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 アルカナ
レビュワー 目隠シストさん
点数 5点
投稿日時 2020-07-25 17:27:27
変更日時 2020-07-25 17:27:27
レビュー内容
ネタバレあります。未見の方はご注意ください。なお以下に記述したのは私なりの解釈。原作未読ですので誤読ご容赦を。

本作を理解する上で最も重要な概念は『分身』です。劇中の説明は以下のとおり。①分身とは、本体となる人間の生き写し。もう一人の自分。②本体とは完全に別人格であり、その多くは対照的な性格である。③怪我や病気など本体に生命の危機が迫ったとき、分身は生成される。④半透明など不安定な状態の者もいる。⑤人間の心臓を食すことで安定して存在できるようになる。ただし、一度心臓を口にするとその後も心臓を欲する化け物に変わる。⑥分身は徒党を組む。⑦分身は本体に敵意を抱く者が多い。⑧電気御守りは、幽霊にも分身にも同じように効く。⑨分身への物理攻撃は無効。 散らばっていた情報を纏めると、『分身』の正体が見えてきます。おそらく『分身』は実体化した『幽霊』。死んで霊魂に変わることを拒んだ人間が、分身を生み出したと考えられます。分身が本体を抹消しようとするのは、死は本来逃れられないものだから。心臓を食うという分身の習性は、肉体への執着の表れであり、アイデンティティ移行の意味もあるかもしれません。さて、『分身』という人類の『進化』は、この先どこへ向かうのでしょうか。分身を自らの意思で産んだ村上、本体を愛おしみ心臓を食おうとせぬ分身・マイコ。2人のパイオニアの表情からは、明るい未来が読み取れます。しかし『分身』が『自然の摂理』に沿わぬ存在であることは変わりません。運転中のトラックドライバーが突如消えたように、分身も、分身を生んだ本体も、消え去るのが運命。村上とマイコに与えられた現世でのアディショナルタイムはいかほどなのでしょう。聞けば山口義高氏の初監督作品とのこと。短いイメージカットのモザイクを使って、作中でプチ予告編を敢行するなど意気込みが感じられます。また土屋太凰や岸谷五郎など、キャスティングにメジャー感はあるものの、作品の色合いは基本的にB級です(悪口ではありません)。おそらくアクションが売りの監督さんなのでしょう。三池監督のお弟子さんといわれて納得です。
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